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『Reputation』アルバム徹底解説:テイラー・スウィフトがその伝説を挑戦的に突き進める理由

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あらゆる言葉とあらゆる音符が解剖され、分析され、しまいにはそれを自分の顔に投げ返される状況にあれば、27歳になったテイラー・スウィフトがお馴染みの綺麗に整ったスタイルの楽曲に戻ったとしても、誰も驚かないであろう。しかし彼女の6枚目のスタジオ・アルバム『Reputation』は、非常に挑戦的な作品であり、今日までの彼女のキャリアの特徴である力強い信念がそこには現れている。

『Reputation』のスリリングでエレクトロ・ポップな先行シングル「Look What You Made Me Do(邦題:ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ~私にこんなマネ、させるなんて)」は、2006年のテイラー・スウィフトのデビュー作『Taylor Swift』とはあまりにかけ離れており、比較することなど全くもって不要だ。15曲収録された本アルバムが過去の作品から何かを受け継いでいるとすれば、それは『Red』そして2014年の『1989』であり、これらの作品でテイラー・スウィフトはルーツであるカントリーから一歩離れ、完全にポップなキャリアに進出した。しかし『1989』は決定的ではあるが、心地の良いノスタルジックな回顧的な要素があるのに比べ、新作『Reputation』では、はるかに野心的で、大きな前進を遂げている。

Taylor Swift – Look What You Made Me Do

Taylor Swift - Look What You Made Me Do

 

マックス・マーティンとシェルバックとのコラボレーションがアルバム第1幕の大半を占める。全員に招集をかけたときめくオープニング曲「Ready For It?」は、シンセの多い病みつきになるアンセムであり、世界中のプレイリストに楽々と加わった。続く「Look What You Made Me Do」ではそのレシピを沸点まで持っていき、両曲ともに我々が『Reputation』に何を期待できるかというアイディアを現すものの、アルバムにはこの2曲以上に、もっと幅広く、しかし一貫した今この瞬間のポップのアプローチが感じられる。

「Don’t Blame Me」はテイラー・スウィフトの噂されるロマンスを空想しているようだが、ゴスペルの旋律が曲の熱烈な土台を根付かせ、ダフト・パンクのようなヴォコーダーに優しく浸っている。「Gorgeous」はより軽快でライトで、まるで苦労せずにシンプルに出来上がっているようだが、それは間違いだ。クラシックなポップの作曲はすぐにできるが、『Reputation』は間違いなくそれよりもはるかに洗練されている。このレコードのあらゆる音に鋭く、癖になるようなフックがあり、聞く者を虜にしている。

Taylor Swift – Gorgeous (Lyric Video)

Taylor Swift - Gorgeous (Lyric Video)

 

もちろん、比較的アップ・ビートな楽曲の中に並べられたテイラー・スウィフトの単刀直入な歌詞が全てを支えている。それは、非常にユニークなコミュニケーション能力だ。このマナーの良い散文は、自然と出てきたかのように聴こえるが、同時に巧妙に磨き上げられてもいる。「King Of My Heart」では、“Salute to me/I’m an American queen(私に敬礼しなさい/アメリカの女王なのよ)” と指令しており、恋人に向けたリクエストのようでもあるが、世界に向けて発している言葉だとしてもおかしくない。現実に、テイラー・スウィフトにはその両方をこなすことが要求されており、彼女もそのことを理解している。それこそが彼女のソングライティングの素晴らしさであるが、内容がどれだけ現実に基づいているかは彼女のみぞ知るところだ。

『Reputation』でのもう一人の主役は、長年のコラボレーターであるジャック・アントノフだ(自身のバンド、ファンは今でも活動を休止中)。テイラー・スウィフトとジャック・アントノフのパートナーシップは従順なものではないかもしれないが、舞い上がる「Getaway Car」のような彼らの楽曲は、『Reputation』のあらゆる瞬間を誘導しているように見える商業的なラジオのルールブックに従っていない。ジャック・アントノフは、他の人に比べてテイラー・スウィフトをダンス・フロアから遠ざけるが、実際は全てがテイラー・スウィフトの思うツボに進んでいる中で、彼女は方向性を変える気がないことも明確だ。

Taylor Swift – …Ready For It?

Taylor Swift - …Ready For It?

 

『Reputation』は幸福感に満ちているが、自身のキャリアの新たな最高潮に達したスターの決意を一貫して表した作品でもある。彼女はこの景色を楽しみながらも、明らかにまださらなる高みに向かって登り続けようとしている。であれば、自分に疑心暗鬼になっている余地はない。「This Is Why We Can’t Have Nice Things」はまるで拷問のようだが、予想外にもブロードウェイの伝統であるショウ・チューンから影響を受けている。

「New Year’s Day」ではついにテイラー・スウィフトは深呼吸をし、シンセなどを省いて、『Reputation』の他の楽曲では忘れ去られていたソフトな一面を見せている。今までと異なるアルバムになった本作の印象的なエンディングであり、これこそがテイラー・スウィフトのユニークなスキルで、聴く人を自分と一緒に動かし、優しく自分が辿ってきた道のりを案内する。天才的な作曲のスキルとともに、あの魅力的な目がしっかりと前を見つめているのだ。

2017年にこれ以上のコンテンポラリー・ポップ・アルバムは出てこないであろう。耳から離れないフックと終わることのない魅力的な歌詞のセンスに溢れ、力強く革新的なメッセージを伝える本作によってテイラー・スウィフトの評判に傷がつくことなど考えられない。

Written by Mark Elliott



『Reputation』:テイラー・スウィフトがその伝説を堂々と突き進める理由

テイラー・スウィフト『Reputation』

   

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