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ガンズを抑えて1位になったスティーヴ・ウィンウッドの『Roll With It』

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1988年8月20日は、スティーヴ・ウィンウッドがガンズ・アンド・ローゼズより多くのセールスを記録し、イギリスのリズム&ブルースがアメリカン・ロックの人気を奪った時だった。スティーヴ・ウィンウッドの5作目のアルバム『Roll With It』は、5週間全米チャートのトップにいた『Appetite For Destruction』の記録を終わらせて1位を獲得した。すでに全米シングル・チャートでタイトル・トラックは1位を達成しており、このイギリスのシンガー・ソングライター、キーボード・プレイヤーそしてギタリストにとってはまさにダブルの勝利だった。

トラフィックとブラインド・フェイスのメンバーだったスティーヴ・ウィンウッドは、1980年代を通して、特にアメリカでソロ・アーティストとして大スターになった。1981年のセカンド・アルバム『Arc Of A Diver』、そして1987年のベスト・アルバム『Chronicles』も共にプラチナムを達成。後者の成功をお膳立てしたのが、チャカ・カーン、ジェームス・テイラー、その他のゲスト参加楽曲を収録し、トリプル・プラチナムを達成した1986年に発売された4枚目のアルバム『Back In The High Life』だった。

Winwood RWI album

この時点でスティーヴ・ウィンウッドは40歳だったが、すでにキャリアは25年を超えていた。『Roll With It』はスティーヴ・ウィンウッドのスペンサー・デイヴィス・グループ時代のR&Bのルーツに戻っており、タイトル・トラックのシングルが、パワフルで懐かしいサウンドだったのもチャートのトップに輝いた理由と言えるだろう。

Winwood RS

モータウンからの影響(特にジュニア・ウォーカー&ジ・オールスターズ)を明らかに受けていた「Roll With It」は夏の間、全米のポップ・ラジオでずっとかかっていた。1990年には、ジュニア・ウォーカーの1966年のヒット曲「(I’m A) Roadrunner」に酷似しているとして、モータウンはスティーヴ・ウィンウッドに対し著作権侵害で訴訟を起こした。その結果、「(I’m A) Roadrunner」のソング・ライターだったホランド=ドジャー=ホランドもスティーヴ・ウィンウッド、ウィル・ジェニングスと共にこの新しいヒット曲のライターとしてその名を連ねることになった。

グラミー賞にノミネートされたこのシングルもアルバムも、スティーヴ・ウィンウッドがジミー・バフェットとのツアー中に出会ったメンフィス・ホーンズが参加しており、ソウルフルなサウンドに満ちている。「昔のR&Bのレコードを組み合わせたようなサウンドだ」とレコーディングに参加したメンフィス・ホーンズのアンドリュー・ラヴはライターのロバート・ゴードンに話した。「ジュニア・ウォーカーの‘Shotgun’や‘Roadrunner’のようだし。サム&デイヴや昔のスタックス、メンフィスのテイストを入れてみたら全てがうまくまとまったんだ」

Written by Paul Sexton



スティーヴ・ウィンウッド『Roll With It』

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