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ジョン・レノン死後のヒット・シングル「Watching The Wheels」

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3月 28, 2020

世界中がジョン・レノンの死に嘆いた1981年の前半に、彼の残したレコードの売上が再燃したのももっともであろう。だが鳥肌ものなのは、リリースされたばかりだったオノ・ヨーコとの共作『Double Fantasy』から新たなヒット・シングルが生まれていたことだ。もちろん残念ながら彼自身はそれを見届けることはできなかった。

Lennon
「Starting Over」は全米シングル・チャートに22週間入り、そのうち5週間首位に立った。そして最高位2位を記録した「Woman」がまだチャートに残っていた頃、次のシングルを求めるファンに応える形で「Watching The Wheels」がリリースされた。公の活動から離れて過ごした1970年代後半の幸せな記憶を綴ったジョン・レノンの自叙伝のような優しさを持ったこの曲は、1981年3月28日に全米チャートに初登場している。

オノ・ヨーコの「Walking On Thin Ice」はジョン・レノンが殺害されたその日に完成した楽曲で、こちらも10週間チャート・インして最高位58位を記録しまずまずのヒットとなった。一方で「Watching The Wheels」は大ヒットとなりアメリカで最高10位を記録し、ジョン・レノンにとって同国で7つめのトップ10シングルとなった。

「Watching The Wheels」は1980年8月、『Double Fantasy』のセッションの際にレコーディングされて9月に完成している。同曲には、ベースのトニー・レヴィンやドラムのアンディ・ニューマーク、ギターのアール・スリックとヒュー・マクラッケンら、確かな腕を持つミュージシャンが多く参加している。

ジョン・レノンは生前、この曲について「世界は車輪のようなものだろう？」と話している。「車輪は回り続ける。それはおれ自身の車輪だと言える。でも、自分自身を見つめることは他人を見つめることと似ているだろう。だからおれは子ども（ショーン）を通して自分自身のことを見つめ直しているのさ。難しいのは自分自身と向き合うことだ。自分を見つめ直すことについてより、“革命”や“人に力を”と叫ぶほうがよほど楽さ。人はみんな自分自身をだましていて、本当の自分を知るのはすごく難しいんだよ」。

Written by Paul Sexton

プリント ジョン・レノン『Power To The People – The Hits』

ジョン・レノンの最高傑作『イマジン』が数々のフォーマットで発売

【音源／商品フォーマット】
『Imagine : The Ultimate Collection』

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＜4CD + 2ブルーレイ収録、豪華本付ボックス・セット輸入国内盤仕様／完全生産盤＞
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CD2 – アルティメイト・ミックス　ディスク2
CD3 – ロウ・スタジオ・ミックス
CD4 – エヴォリューション・ドキュメンタリー
ブルーレイ1 – イマジン: アルティメイト・ミックス
ブルーレイ2 – イン・ザ・スタジオ・アンド・ディーパー・リスニング

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