バリー・ホワイト最後の全米トップ10ヒットは、ディスコ世代に合わせてたセクシーなあの曲

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バリー・ホワイトの1970年代の驚異的な成功は、一連のシングル・ヒットとR&Bチャートでの何年間にも渡る存在感につながった。1977年8月20日、ポップスへのクロスオーヴァー・ヒット曲「It’s Ecstasy When You lay Down Next To Me(邦題:エクスタシー)」がチャート入りを果たした。この曲は結果的にバリー・ホワイトにとって最後の全米シングル・チャート・トップ10入りとなった。また、この曲はのちにイギリスのポップ・ヒーロー、ロビー・ウィリアムスのキャリアに大きな影響を与えることになる。

「It’s Ecstasy When You lay Down Next To Me」はバリー・ホワイトにしては珍しい作品で、いつもどおりセルフ・プロデュースしたものの、自分が作曲した楽曲ではなかった。このセクシーな曲は、ネルソン・ピグフォードとエクンダヨ・パリスが書き下ろし、リリースを控えていたバリー・ホワイトの7枚目のスタジオ・アルバム『Barry White Sings For Someone You Love』からのファースト・シングルとしてリリースされた。

 

「It’s Ecstasy When You lay Down Next To Me」はソウル・チャートでもポップ・チャートでもヒットとなり、バリー・ホワイトのベッドルーム・ソウル・スタイルに忠実でありながら、ディスコ世代に合わせてアップデイトされた曲だった。ポップ・チャートに86位で初登場し、スタートはゆっくりだったものの、デビー・ブーンのバラード「You Light Up My Life(邦題:恋するデビー)」が当時の新記録の10週間トップを続けていた最中、11月には2週間にわたって4位を記録した。その頃には「It’s Ecstasy When You lay Down Next To Me」はバリー・ホワイトにとってR&Bチャート1位の最長記録となり、10月はずっと1位を維持し、5週間の記録を樹立した。

その23年後の2000年、ロビー・ウィリアムスとプロデューサーのガイ・チェンバースとスティーヴ・パワーは同曲のストリングスのアレンジメントをロビー・ウィリアムスの最新ヒット曲「Rock DJ」にサンプリングした。現代においてこの曲の可能性を見出したスターは、実は彼が最初ではなかった。メアリー・J.ブライジも1994年のアルバム『My Life』に収録した「You Bring Me Joy」で「It’s Ecstasy When You lay Down Next To Me」をサンプリングしている。

 

Written by Paul Sexton



 「It’s Ecstasy When You lay Down Next To Me」収録アルバム
『Barry White Sings For Someone You Love』

  

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