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「Goodbye to Love」にカーペンターズらしくないギター・ソロを取り入れた理由とは?

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これはまさにパワー・バラードの名曲だった。その後1980年代には長髪を逆立てた数々の人気ロック・バンドが聴く者の心を震わせようとしてパワー・バラードをたくさん生み出したが、この曲はそのお手本となった。「Goodbye to Love(邦題:愛にさよならを)」は、カーペンターズのアルバム『A Song For You』からの3枚目のシングルのA面に選ばれ、1972年の夏にリリースされた。このシングルは、7月にビルボード誌のチャートにランクイン。9月にはイギリスでもチャート入りを果たし、彼の国におけるカーペンターズの2曲目のトップ10ヒット曲になった。なお、この曲が作られたとき、かなり大きな役割を果たしていたのは、実はビング・クロスビーだった……。

この曲を作ったのは、リチャード・カーペンターと、リチャードの長年の作曲上のパートナーであるジョン・ベティスである。リチャードが曲のヒントを得たのは、ロンドン訪問中のこと。彼は1940年のビング・クロスビーの映画『Rhythm on the River』をテレビで目にした。この映画の中で、クロスビーは「Goodbye to Love」という名曲の話を何度もしていた。リチャードによれば、「映画の中ではその曲は流れない。登場人物が、その曲名を何度も何度も口にするだけ」だった。そこで彼は、この題名で曲を作ろうと考えた。メロディと冒頭の歌詞は自分で作り、残りの歌詞はベティスに作ってもらった。

ただし、もしあるひとつの重要な要素が欠けていたら、この曲は”パワー・バラード”っぽくは聞こえなかったかもしれないが、ここには素晴らしいギター・ソロである。これはアンダーグラウンド・シーンに通じた伝説的なイギリスのDJ、ジョン・ピールからもお気に入りのソロとして絶賛されていた。この曲に”ファズ・ギター”のソロを入れるというアイデアを思いついたのはリチャードだった。そして、スタジオ・ミュージシャンのトニー・ペルソに連絡してそれを演奏してくれるよう頼んだのは、リチャードの妹のカレン・カーペンターだった。

「最初、電話の相手が本物のカレン・カーペンターだとは信じられなかった。カレンからは、今”Goodbye to Love”という曲を録音してるところだと伝えられた」当初ペルソはソフトで甘いソロを弾いていたが、リチャードは次のように注文してきた。「違う違う違う! メロディを5小節弾いたあとは、派手に盛り上げて! 成層圏まで舞い上がるような感じ! どんどん派手にやってくれよ! きっと凄いものになるよ!」

曲が完成したあと、ジョン・ベティスはペルソのソロについてこう語っている。「あの曲ではほとんどチェロのような音のギターが轟いていて、曲そのものの哀愁に満ちた雰囲気と好対照を描いていた」。

「Good Bye to Love」をA面に配したシングルは、アメリカでは1972年6月19日にリリースされ、7月15日にビルボード誌のポップ・チャートで初登場68位を記録。8月26日には最高位7位をマークし、以来2週間に亘ってその順位に留まった。カーペンター&ベティスの共作曲が全米チャートのトップ10に入るのはこれが初めてだった。それにもかかわらず、カーペンターズのもとにはこの曲に不満を持ったファンから抗議の手紙が届き、「売れ線に走った裏切り者」といった非難の言葉が投げかけられた。しかしながらその後の歴史が示す通り、そうした声がごく少数派だったことは言うまでもない。

アダルト・コンテンポラリー系のラジオ局の中には、このカーペンターズらしからぬギター・ソロに難色を示して「Goodbye to Love」の放送をしない局もあった。おそらくそのせいもあって、この曲はアダルト・コンテンポラリー・チャートでは1位には至らなかった。「Ticket to Ride(邦題:涙の乗車券)」以来、カーペンターズのシングルA面はアダルト・コンテンポラリー・チャートで立て続けに首位を獲得してきたが、その記録もここで途切れることになった。

Written By Richard Havers



カーペンターズ『A Song For You』

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