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リアーナのベスト・ソング20曲:絶え間なく自らを再発明し、様々なジャンルを開拓した記録

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Photo: Tim P. Whitby/Getty Images

ロビン・リアーナ・フェンティとして誕生したリアーナは、生まれ故郷のバルバドスでプロデューサーのイヴァン・ロジャースに発掘された時、まだ15歳だった。その翌年、彼女はイヴァン・ロジャースと共にデモ・テープをレコーディングした。

そんな彼女のベスト・ソングを時系列とともに振り返ってみよう。

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1. Pon De Replay

その中に含まれていたのが、彼女のデビュー・シングル「Pon De Replay」だった。「Pon De Replay」は、ローリング・ストーン誌のレビューで、「ダンスホール・レゲエに、ビッグ・バンドを思い出すシンコペートする強力なビートを合わせたポップ・ソング」と評された。その後すぐに、リアーナはデフ・ジャムのCEOであるジェイ-Zに見いだされて、契約を結んだ。

その契約は、その後10年以上、世界中のチャートで首位を獲得し続けるという巨大なキャリアのほんの第一歩でしかなかった。

6枚のアルバム契約をデフ・ジャムと結んでキャリアをスタートさせたリアーナは、2005年5月にファースト・アルバム『Music Of The Sun』を発表。リード・シングルの「Pon De Replay」は、全米と全英のチャートで2位を達成し、アルバムはゴールドを獲得。彼女の名前を確実に世界に知らしめた。

Rihanna – Pon de Replay (Internet Version)

 

2. SOS / 3. Unfaithful

次のアルバム『A Girl Like Me』は2006年4月に発表された。このアルバムもまた、リアーナのカリビアン・ルーツの影響が色濃く現れたポップとR&Bを融合した作品だった。MTVの取材で、彼女はこう語っている。

「ヴォーカル面で、私はとても成熟したんです。そして歌詞の面では、これまで歌ったことのないテーマを歌っている。今の私は自分の経験と、他の18歳の女の子達が経験することを歌っているんです」

その成熟は、ソフト・セルのダンス・ポップ・ヒット曲「Tainted Love」をサンプリングし、彼女にとって初の全米1位となった「SOS」や、浮気と欲望をテーマにした「Unfaithful」といった曲に現れていた。

Rihanna – SOS (Official Music Video)
Rihanna – Unfaithful (Official Music Video)

 

4. Umbrella / 5. Hate That I Love You

彼女のピュアなイメージを振り払うため、リアーナは大胆で自立したイメージを2007年の『Good Girl Gone Bad』で打ち立てた。カナダ新聞社サスカトゥーンの取材で、彼女は次のように語っている。

「私はバッド・ガールとしての態度を取って、本当に反抗的になって、全てを自分のやりたいようにやった。誰の意見も聞きたくなかった」

ポップとR&Bのクロスオーヴァー・ヒット曲「Umbrella」は、同アルバムからのファースト・シングルで、ジェイ・Zをフィーチャーしていた。リアーナの初となる大物とのコラボレーション曲は、17ヶ国で1位を達成した。サード・シングルの「Hate That I Love You」もコラボレーション曲で、レーベルメイトのNE-YOが共作を手がけ、ゲストで参加。2007年8月にリリースされたこの曲は、楽々とプラチナム・ディスクを達成した。

Rihanna – Umbrella (Orange Version) (Official Music Video) ft. JAY-Z
Rihanna – Hate That I Love You ft. Ne-Yo

6. Rude Boy / 7. Te Amo / 8. Russian Roulette

リアーナのアーティストとしての進化の大きなターニングポイントは、2009年に訪れた。アルバム『Rated R』で、リアーナはポップ・プリンセスのイメージを払拭し、他のジャンルを開拓し始めた。同アルバムのソングライター/プロデューサーの一人であるジャスティン・ティンバーレイクは、このアルバムがリアーナの全く新しいサウンドを提示していると語り、もう一人のプロデューサー、Ne-Yoは、『Rated R』はそれまでの作品よりも怒りに溢れていて、エッジーだと形容している。

当時のボーイフレンド、クリス・ブラウンの暴行事件の後に書かれた作品だったため、意外なことではなかったが、アルバムのどの曲が彼について言及しているのかという憶測が飛び交った。しかし、もう一人のプロデューサー、チャック・ハーモニーは、どのシングルを発表してもその曲の歌詞はすぐにクリス・ブラウンと結びつけて考えられるだろうと語った。

スタイル的には、『Rated R』はダンスホール(「Rude Boy」)、ラテン(「Te Amo」)、ダブステップなどを取り入れており、リード・シングルの「Russian Roulette」は、それまでのどの曲よりも、ダークで強烈なサウンドになっていた。

Rihanna – Rude Boy
Rihanna – Te Amo
Rihanna – Russian Roulette

9. Love The Way You Lie / 10. All Of The Lights

2010年夏、リアーナはエミネムと「Love The Way You Lie」、カニエ・ウェストと「All Of The Lights」など、様々なヒップホップ界のスター達の曲にゲスト参加を果たした。「Love The Way You Lie」は米国だけで600万枚を売り上げ、今日に至るまでエミネムの最も売れたシングルとなっている。

Eminem – Love The Way You Lie ft. Rihanna
Kanye West – All Of The Lights ft. Rihanna, Kid Cudi

11. What’s My Name / 12. Only Girl (In The World) / 13. S&M

また、リアーナは、彼女はドレイクに2010年の5枚目のアルバム『Loud』からのセカンド・シングル「What’s My Name」に参加するように頼み、この曲でドレイクは初めて全英チャートの1位を味わった。2010年11月に発表された同アルバムは、リアーナが再び楽しむことを望んだため、『Rated R』のよりダークなテーマからは移行し、アップビートなポップ、R&B、ダンスホールに戻っていた。

そのシフトはファースト・シングルの「Only Girl (In The World)」で、ただちに明らかになった。この曲は、2011年のグラミー賞で、ベスト・ダンス・レコーディング部門での受賞を獲得。サード・シングルの「S&M」は、全米チャートを首位まで駆け上り、リアーナは最も短期間で10曲の全米1位を達成したソロ・アーティストという記録を打ち立てた。

Rihanna – What's My Name? ft. Drake
Rihanna – Only Girl (In The World)
Rihanna – S&M

14. We Found Love / 15. You Da One

ほぼ間を置かずに、2011年11月に『Talk That Talk』が発表された。これも『Loud』と同じスタイルのダンス・ポップ/R&Bアルバムである。リード・シングルの「We Found Love」は、DJのカルヴィン・ハリスによるアップテンポのテクノ曲で、27ヶ国で1位を獲得した。

リアーナのキャリアから学べることがあるとしたら、それは彼女が記録を破らずにシングルをリリースすることなど滅多にないことだと証明してみせたということだ。全米チャートの首位に10週間も留まった「We Found Love」は、2011年の最長1位記録を達成した曲となった。

同アルバムからのセカンド・シングル「You Da One」は、ミッドテンポのポップ/レゲエ曲で、全米と全英、その他の11ヶ国のチャートでトップ20入りした。

Rihanna – We Found Love ft. Calvin Harris
Rihanna – You Da One

16. Diamonds / 17. Stay

ヒップホップとレゲエの要素を取り込みながら、それまでと同様のリッチなスタイルで作られた7枚目『Unapologetic』は、彼女にとって連続で3度目の全英1位アルバムとなった。『Loud』以来、リアーナは全てのアルバムでエグゼクティヴ・プロデューサーとしてクレジットされており、このアルバムでは、共同プロデューサーとしてデヴィッド・ゲッタ、スターゲイト、ラブリンス、チェイス&ステータスの協力を得た。

彼女のヴォーカルに新たな焦点を当てたリード・シングルの「Diamonds」は、エレクトリックなポップ・バラードで、歌詞では機能不全の恋愛という過去のテーマから離れ、またしても20ヶ国でチャートの1位を獲得する大ヒットとなった。続いて発表されたポップ/R&Bバラードの「Stay」は、米国シンガーのミッキー・エッコのヴォーカルをフィーチャーし、彼女のシングルにおいてはなかなか見られなかった生々しさと弱さを披露して、リアーナの新たな一面を提供している。

Rihanna – Diamonds
Rihanna – Stay ft. Mikky Ekko

18. Four Five Seconds / 19. Bitch Better Have Money

そのキャリアにおいて、ほぼ1年に1枚アルバムを発表し続けてきた彼女だが、『Unapologetic』の次のアルバムが出るまでに、4年の期間を要した。

2014年にデフ・ジャムを離れてロック・ネイションに移籍したためだったが、その4年の間に、彼女は3曲のシングルを発表。そのひとつが、カニエ・ウェストとポール・マッカートニーとのコラボレーション「Four Five Seconds」で、もうひとつが彼女のシングル「Bitch Better Have Money」である。

Rihanna, Kanye West, Paul McCartney – FourFiveSeconds
Rihanna – Bitch Better Have My Money (Explicit)

20. Work

そして2016年の1月、アルバム『Anti』が発表された。当初は、ウェストバリー・ロード/ロック・ネイションによるTIDALでの独占発売で、その後に別のサービスでもリリースされた。

ラッパーのドレイクとの新しいコラボレーション曲で、リード・シングルとなった「Work」は、リアーナの27曲目のトップ10ヒット曲となり、多かれ少なかれ、2016年を代表するサウンドトラックとなった。その後、「Kiss It Better」が続けて発表された。

Rihanna – Work (Explicit) ft. Drake

 

2016年11月、リアーナは、総計1億枚を超えるゴールド曲とプラチナム曲を達成した史上初のアーティストとなった。そこには、9×プラチナムの「We Found Love」、6×プラチナムの「Stay」「What’s My Name」「Only Girl(In The World)」、ダブル・プラチナムの「FourFiveSeconds」、そしてプラチナムの「Bitch Better Have My Money」が含まれる。

素晴らしいとしか言いようのないキャリアにおいて、リアーナは、他ではほぼ目にすることのできない成功を達成した。リアーナは、自身のルーツに誠実でい続ける能力によって、昔からの忠実なファンベースを維持する一方、アルバム毎に絶え間なく自らを再発明し、様々なジャンルを開拓して新しいリスナーを取り込んできたのだ。

この20曲のプレイリストを通して突出しているのは、彼女の多様性である。女優であり、シンガーであり、慈善家でもあるリアーナは、予測できない才能の持ち主でもある。だから、われわれは彼女の次の動きが楽しみでならないのだ。

Written By Molly Andruskevicius

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