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ケイティ・ペリーは3作目『Prism』でどうやって新たな高みに上れたのか

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ケイティ・ペリーの3作目のスタジオ・アルバムは”Roar (叫び声) ”で幕を開ける。この人生を肯定するかのような声は、彼女の中に闘争心がまだたっぷりと残っていることを示していた。そのアルバム『Prism』は2013年10月8日にリリースされたが、そこに至るまでのあいだ、当時29歳のシンガー・ソングライター、ケイティはプライベートで難しい時期を過ごしていた。また前のアルバム発表からは3年もの空白期間があり、それは目まぐるしいポップス界のカレンダーでは人間の一生にも匹敵するほどの長さだった。当初このアルバムは、もっと暗い内容になる予定だったという。「いろんなことを経験したあとだったから、あれは避けられないことだった」新曲をリリースする1年前、ケイティは『ルオモ・ヴォーグ』誌の取材でそう語っていた。


とはいえ、アルバムが発表されるまでの時期、ケイティは主に前作『Teenage Dream』のプロモーションとツアーをこなしていた。その結果、曲のアイデアが長い時間をかけてゆっくりと熟成していった。そうした断片的なアイデアがケイティを癒し、彼女を再びレコーディングへと向かわせた。レコーディングは、コラボレーターであるドクター・ルークやソングライター・チームとの共同作業によりアメリカで始まった。最終的な仕上げの作業はスウェーデンのストックホルムで行われ、プロデューサーのマックス・マーティンが大部分のアルバム収録曲に魔法のようなタッチを加えている。こうした休息期間と、おそらくはケイティならではの前向きなエネルギーが、アルバムをこういうかたちで完成させたのだろう。

革新的な変化を求めていた人たちは、「Walking On Air」でそうした変化を感じたかもしれない。これは、数年前に出た『Teenage Dream』の砂糖をまぶしたような曲よりもずっとエッジが効いている。1990年代初期のポップ・ハウスっぽいリフを使ったこの曲を聴くと、ケイティが成熟し、さまざまな方向性を試そうとしていたことがわかる。

Katy Perry – Walking On Air (Audio)

Katy Perry - Walking On Air (Audio)

 

とはいえ、プライベートを告白するような曲を求めていた人は、このアルバムからリリースされた2枚目のシングル「Unconditional」に興味を引かれただろう。『Prism』からの最初のシングルに選ばれた「Roar」はより馴染みやすいパワー・ポップであり、世界各国のヒット・チャートで首位をマークした。それに続くこの「Unconditional」は、シングルとしては大胆な選曲だった。シングルにするのなら、荘厳な曲「Ghost」 (やはりドクター・ルーク/サーカット/マーティンの共作曲) のほうが安全だったかもしれない。そちらは、ゴージャスで優美なシンセが響き渡る感動的なエレクトロ・ポップだった。しかしこの段階のケイティは、安全策をとるつもりがはたしてあっただろうか?

Katy Perry – Unconditionally (Official)

Katy Perry - Unconditionally (Official)

 

軽いキャッチーなリフの「This Is How We Do」を聴くと、その「保守的に、安全にいくのか?」という問いに対する答えは「イエス」のように思える。しかしこの曲が第5弾シングルとして選ばれたのはシングル「Roar」が出てから1年近く経ってからのことだった。むしろ、ケイティが向かおうとしていた方向性がよく出ていたのは、第3弾シングル「Dark Horse」のほうだ。

ラッパーのジューシー・Jをフィーチャーした「Dark Horse」は、2014年に全世界で二番目に多く売れたシングルとなった。その後押しもあり、『Prism』はマルチ・プラチナの大ヒット作へと成長していった。この曲の鋼鉄のようなリフは、それまでケイティが挑戦したことのない実に鋭いものだった。この大胆な実験はしっかりと実を結び、アメリカン・ミュージック・アワードではシングル・オブ・ザ・イヤーに選ばれている。ケイティは2017年にさらに奔放なアルバム『Witness』を発表しているが、この曲はその出発点として考えることができるだろう。

Katy Perry – Dark Horse (Official) ft. Juicy J

Katy Perry - Dark Horse (Official) ft. Juicy J

 

シーアとの共作も意欲的な試みだ。その曲「Double Rainbow」は『Prism』のプロデューサーの1人、グレッグ・カースティンが中心となって作られた曲で、軽快な自然体の作品に仕上がっている。これと上手い具合に並んでいるのが、アルバムを締めくくる告白調の曲「By The Grace Of God」だ。ケイティは、『Prism』の発表前にコメディアンのラッセル・ブランドと結婚した。この曲は、その結婚に関するあらゆる疑問に答えるような歌詞になっている。これは、ケイティが当初考えていたアルバムの内容に最も近い曲かもしれない。とはいえその感動的な歌詞には、やはり彼女の鋭い生存本能が表現されている。

『Prism』を何かにたとえるとするなら、これはおそらくケイティ・ペリーが立ち直った作品と言えるだろう。前のアルバムで披露していたようなエネルギー全開のダンス・ポップもあれば、心境の変化をうかがわせる告白調の内省的な歌詞もある。そして、これからの新たな展開を予感させる作品もある。ここに収められた曲からは、やむことのないエネルギーがあふれ出ようとしていた。それは、数年後に爆発することになる……

Written By Mark Elliott


ケイティ・ペリー『Prism』



 

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