いかにブライアン・ジョーンズがザ・ローリング・ストーンズにとって重要だったか

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Photo courtesy of ABKCO

ブライアン・ジョーンズがもしまだ生きていたならば、2022年2月28日で80才になることになる。1969年7月3日に彼は27才という若さで亡くなってしまった。彼はザ・ローリング・ストーンズの初期の7年間バンドに在籍し、彼のバンドにおける重要性は過小評価することはできない。困難な人生ではあったものの、彼は常に革新者であり、音楽に対する彼の影響は認めざるを得ないのである。

ブライアン・ジョーンズは英国で初めてスライド・ギターを演奏した1人であり、ザ・ローリング・ストーンズ結成時の彼とバンド・メンバーは、心からブルースを愛していた。特にバンド結成初期における彼のミュージシャンシップ、ファッション・センスやヘアスタイルは男女を問わず大西洋を挟んで両側の国のバンド達にコピーされていた。

本名ルイス・ブライアン・ポプキン・ジョーンズは1942年2月28日にグロスタシャー州、チェルトナムのパーク・ナーシング・ホームで産まれた。裕福な中流階級の両親の元に育ったブライアン・ジョーンズは、地元の小学校を卒業すると私立の中学校へ通った。ピアノとオルガンを演奏し、地元の教会の合唱団を率いていたブライアン・ジョーンズの父は、いつの日か息子が自分の後を継ぎ、大学に進学してくれることを願っていた。

ブライアン・ジョーンズの音楽への情熱は益々熱を帯び、16才の時に初めて聴いたチャーリー・パーカーのレコードに感化され両親にサクソフォンを買ってもらった。こうした一時的な興味を持つことの多かったブライアン・ジョーンズは、17才の誕生日にはアコースティック・ギターを買ってもらった。その後、彼は学校を辞め、大学への進学を選ばず、定職に就いていた。1961年にチェルトナム・タウンホールで行われたクリス・バーバ・バンドのコンサートで、アレクシス・コーナーをフィーチャーしたブルースのパートを観るまでは。この時からブライアン・ジョーンズはブルースに夢中になり、エルモア・ジェームスとロバート・ジョンソンのレコードを聴きながらスライド・ギターを練習するようになった。

すぐにヒッチハイクでロンドンに向かったブライアン・ジョーンズは、イーリング・クラブに出入りするようになり、時にはアレクシス・コーナー・バンドの一員として演奏することもあった。そこへある晩、ミック・ジャガーとキース・リチャーズがクラブへ訪れると、スライド・ギターでエルモア・ジェームスの「Dust My Bloom」を演奏したブライアン・ジョーンズを観て感銘を受ける。その後、すぐにブライアン・ジョーンズはキース・リチャーズとミック・ジャガー、イアン・スチュワートと共にソーホーにあるブリックレイヤー・アームズというパブでリハーサルをし、1962年7月12日、マーキー・クラブにアレクシス・コーナーのバンドの代わりに出演、その時に記載されたバンド名がザ・ローリング・ストーンズであった。

ブライアン・ジョーンズの音楽的才能は作曲にまでは及ばなかったものの、「I’m a King Bee」や「Little Red Rooster」、『Beggars Banquet』に収録されている「No Expectations」など数多くのストーンズ作品で彼の才能を聴く事ができる。「Street Fighting Man」と「Paint It Black(邦題:黒くぬれ)」ではシタールを弾き、「Let’s Spend the Night Together」ではオルガン、「Under My Thumb」と「Out Of Time」ではマリンバ、「Ruby Tuesday」ではリコーダー、「Lady Jane」ではダルシマーとハープシコード、「Dandelion」ではサクソフォンとオーボエ、「She’s A Rainbow」ではメロトロン、そして優美なハーモニカを「Not Fade Away」「2120 South Michigan Avenue」と「Prodigal Son」で披露している。

1967年辺りから他のメンバーはブライアン・ジョーンズに疑問を持つようになり、それ以降ザ・ローリング・ストーンズはブライアンの音楽的方向性に不満を募らせ、徐々に彼はバンド内で孤立して行くようになった。1969年初頭に、ブライアン・ジョーンズはその疑う余地の無い才能を発揮し、新たな音楽的方向性を発見するために結成を手助けしたバンドを離れることを決めた。そして1969年7月3日未明、サセックス州アッシュダウン・フォレストにある彼の新居のプールにて溺死。27才であった。

Written by Richard Havers



ザ・ローリング・ストーンズ
『Let It Bleed (50th Anniversary Limited Deluxe Edition)』
デラックス・ボックス / CD / LP


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