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ビー・ジーズ「You Win Again」解説:8年ぶりのヒット曲の制作とメンバーのコメント

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Photo: Gunter Zint/K & K Ulf Kruger OHG/Redferns

「You Win Again」は世界的なヒット曲となり、1980年代後半にビー・ジーズ(The Bee Gees)の人気を再燃させるきっかけとなった。この曲には彼らが作ったメロディの中でもとりわけキャッチーなフレーズが含まれているが、それはバリー・ギブが夢の中で思いついたメロディだったと言われている。

バリーは2016年にBBCのインタビューに応え、こんな風に語っている。

「僕が最高のグルーヴを思いつくのは、たいていは夜、寝ている時に見る夢の中でのことなんだ。だから僕は、それをすぐに記録できるよう、小さなレコーダーをそばに置くようにしている。”You Win Again”のコーラスはそういう風に生まれたんだけど、あの時は近くにレコーダーがなかった。だから家中を駆けずり回って、録音に使用できそうな機材か何かがないかと探さなければならなかった。というのも、そういうメロディーは”夢”と同じように消えてしまうからね。頭にあるうちにしっかりと捕まえておかなきゃいけないんだ」

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Bee Gees – You Win Again

夢のメロディ―を現実に

バリーが弟のモーリスとロビンにそのコーラスのことを話すと、弟たちはすぐに集まって、曲に合わせて歌詞を書き上げた。その歌詞のテーマとなったのは、“愛の戦い”に敗れた男だった。モーリスは2001年にこう振り返っている。

「あの曲がいったいどんな風に仕上がるのか、僕たちには見当もつかなかった。最終的には僕のガレージで大掛かりなデモを制作することになった」

最終的に、この曲は「You Win Again」というタイトルになった。これは1952年のハンク・ウィリアムスの名曲と同じタイトルだったが、それでもこの新曲の題名として選ばれている。ちなみにロビンは、ハンクの「You Win Again」を聴いたことがなかったと主張している。また、彼によれば、気になったのはむしろ1977年のホット・チョコレートのヒット・ナンバー「So You Win Again」にタイトルが似すぎていることだったそうだ。

レコーディングの様子

この曲のレコーディングに当たってビー・ジーズはアリフ・マーディンと再び組むことになった。マーディンは数々の名盤のエンジニアリングとプロデュースを手がけたプロデューサーであり、たとえばアレサ・フランクリン、ダスティ・スプリングフィールド、ダイアナ・ロス、バーブラ・ストライサンドといったアーティストたちの作品に関わった経歴があった。マーディンは「あんな素晴らしいヴォーカリストたちと再び仕事ができたのは刺激的なことだった」と語っている。

モーリスのガレージでこの曲のデモを作ったとき、ビー・ジーズはモーリスが「ストンプ」と呼ぶ特徴的なビートをオープニングの部分に入れていた。この冒頭のビートは、マイアミ・ビーチのミドル・イヤー・スタジオで行われた最終的なレコーディングでも使用されている。ここで使われた新たなドラム・プログラムは、モーリスと著名なプロデューサーのレット・ローレンスが作り出したものだった。モーリスは次のように説明している。

「ラジオから”ジャバ・ドゥンバ・ジャバ・ドゥンバ”って聞こえてきたら、すぐに僕たちの曲だってことがわかるだろ。これは合図なんだ。だから、ちょっとした秘密っていうわけだよ。この曲を耳にした人が、自動的にこちらの正体に気づいてくれるからね」

「You Win Again」ではギブ3兄弟全員がヴォーカルを取り、バリーはギターを演奏し、モーリスはキーボードを弾いている。さらにロビー・コンドルがキーボードとシンセサイザー・ベースを担当していた。ロビンによれば、兄弟全員がこの曲が大ヒットするに違いないと確信していたそうだ。

それゆえ仕上がりを出来る限り完璧なものにするため、レコーディングとリミックスには1ヶ月もの期間を費やしたという。その中には、マイアミのクライテリア・スタジオにおける作業も含まれていた。ただし当時は技術的な問題もあった。この時使われていた32トラック・レコーダーは、マーディンの言葉を借りれば「すごく、すごく温かみに欠けたドライなサウンド」だったようだ。最終的に完成したヴァージョンでは、音を良い感じに仕上げるためにテープの回転速度を速め、若干ピッチを上げてある。

 

その反響

「You Win Again」は1987年9月7日にビー・ジーズのスタジオ・アルバム『E.S.P.』からの最初のシングルとしてリリースされ、瞬く間にUKのヒット・チャートを上昇してトップにまで上り詰めた。この成功によって、ビー・ジーズは1960年代、1970年代、1980年代という3つの年代すべてで全英No.1ヒット曲を獲得した最初のグループとなった。

この曲は、ビー・ジーズにとって8年ぶりのヒット・シングルだった。ヨーロッパ各国では売れ行きが好調だったが、アメリカではあまりラジオで放送されなかったため、それが売り上げに響いてしまっていたのだ。その結果、ビルボード誌のホット100チャートでは最高位75位という順位に終わっている。

それでも、情感たっぷりの次のような歌詞が人々の心を打つことになった。

You win again, so little time
we do nothing but compete…
君はまた勝つ/本当に時間がない
僕たちは競い合うことしかできない

この曲のおかげもあって、ギブ3兄弟は1987年に権威ある英国アカデミー・アイヴァー・ノヴェロ賞の最優秀コンテンポラリー・ソング 作曲/作詞部門賞を獲得している。

You Win Again

Written By Martin Chilton



ビー・ジーズ『E.S.P.』
1987年9月22日発売
CD / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music


ビー・ジーズ オリジナル・アルバム20タイトル
2022年11月23日再発
CD購入

アルバム・タイトル

①『Bee Gees’ 1st』(1967)
②『Horizontal』(1968)
③『Idea』(1968)
④『Odessa』(1969)
⑤『Cucumber Castle』(1970)
⑥『2 Years On』(1971)
⑦『Trafalgar』(1971)
⑧『To Whom It May Concern』(1972)
⑨『Life In A Tin Can』(1973)
⑩『Mr. Natural』(1974)
⑪『Main Course』(1975)
⑫『Children Of The World』(1976)
⑬『Spirits Having Flown』(1979)
⑭『Living Eyes』(1981)
⑮『E.S.P.』(1987)
⑯『One』(1989)
⑰『High Civilization』(1991)
⑱『Size Isn’t Everything』(1993)
⑲『Still Waters』(1997)
⑳『This Is Where I Came In』(2001)


ビー・ジーズ初の公式ドキュメンタリー
『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』

2022年11月25日より
ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館他にて公開

公式サイト

映画『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』本予告編(2分16秒)



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