クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの20曲:3年で18曲がチャート入りした脅威のバンド

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クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(CCR)の何が魅力であるかは、聴く人によって異なるであろうが、ほぼ全員が賛同できるのは、60年代の終わりから70年代の始まりにかけて、彼らがいくつもの名曲をチャートに送り込んだという事実であろう。1968年から1971年までのたった3年の間に、18曲が全米シングル・チャート入りを果たした。これは驚異的な記録だ。彼らに匹敵する記録を達成したアーティストはごく少数であり、この記録を破ったアーティストとなると、さらに少ない。

CCRの成功の秘訣は何だったのだろうか? 彼らは、旧来のAMのトップ40ラジオ局と並んで、当時数を増やしていた、良質の音楽を流す全米のFM局でもプレイされる素晴らしい“ラジオ向けの曲”を作ったことである。この18曲中のうち10曲がトップ10入りし、「Proud Mary」、「Bad Moon Rising」、「Green River」、「Travellin’ Band」、「Lookin’ Out My Back Door」の5曲は全て、全米シングル・チャートで2位を記録。CCRは一度も首位を獲得しなかったかもしれないが、彼らの功績は、素晴らしいものである。

CCRは、全米チャートの1位にはならなかったが、海外ではそうではなかった。イギリスでは、「Bad Moon Rising」が1位を獲得。その他に彼らは、オーストラリアで「Up Around The Bend」と「 Lookin’ Out My Back Door」、オーストリアで「Proud Mary」と「Lookin’ Out My Back Door」、ベルギーで「Travellin’ Band」と「 Who Will Stop The Rain」 のダブルA面、カナダで「Up Around the Bend」と「Lookin’ Out My Back Door」と「Have You Ever Seen The Rain(邦題;雨をみたかい)」、オランダで「Travelin’ Band」と「Up Around the Bend」、ノルウェーで「Lookin’ Out My Back Door」、そしてドイツで「Hey Tonight」が1位を獲得した。これら全ての曲は、全米トップ10チャート入りしたシングル曲と共に、全て今回制作したSpotifyのプレイリストに入っている。

これらの大ヒット曲は、数々のヒット・アルバムを生んだ。『Green River』と、その約1年後に発表された『Cosmo’s Factory』は、両方とも全米アルバム・チャートで1位を達成。この2枚の間に発表された『Willy and the Poor Boys』は、3位を記録した。『Green River』から、彼らのサウンドの素晴らしさを全て明らかにしたような、マーヴィン・ゲイの「I Heard It Through the Grapevine(邦題;悲しいうわさ)」のカヴァーもプレイリストに入れた。

CCRのコンサートを観たことのある全ての人が保証するように、彼らのライヴは最高であった。ライヴでの人気曲を選ぶ代わりに、プレイリストには『Green River』収録の「Lodi」と、『Bayou Counry』収録の 名曲「Keep On Chooglin」を入れた。

これらの20曲は、最も偉大なアメリカン・バンドのひとつであるCCRの音楽的な自伝になっていると思う。ファンの皆さんに伺いたいのは、あなただったら何をリストに入れたかということだ。だが、忘れないで欲しい。一曲加える度に、プレイリストのどれか一曲を外さないといけない。今はまだCCRのファンでない人も、きっと間もなくファンになることだろう。

Written By Richard Havers


♪ プレイリスト『CCRの20曲


  


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