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故ロニー・ジェイムス・ディオの新たなホログラム・ツアーが開幕:公式映像も公開

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故ロニー・ジェイムス・ディオのホログラムを駆使した1ヶ月に及ぶ全米ツアー「Dio Returns」が2019年5月31日、フロリダ州フォート・マイヤーズで開幕した。同ツアーのオフィシャル・トレイラーは下記よりご覧いただける。

DIO Returns Trailer #2

同ホログラム公演では、ロニー・ジェイムス・ディオの全キャリアからセレクトされたライヴ・パフォーマンス音源をフィーチャーし、ディオの元メンバーである、ドラムのサイモン・ライト、ギターのクレイグ・ゴールディ、キーボードのスコット・ウォーレン、そしてベースのビヨルン・エングレンらが結成したディオ・ディサイプルズが演奏に参加。さらに、ジューダス・プリーストの前ヴォーカルであるティム“リッパー”オーウェンズやリンチ・モブの元フロントマンだったオーニ・ローガンらも出演している。

90分間に及ぶこの「Dio Returns」コンサートでは、ディオ・ファンの中でも人気の高い「Holy Diver」「King Of Rock And Roll」、そして「We Rock」などの楽曲に加え、彼が在籍したレインボーブラック・サバス時代からの楽曲もセレクト。

伝説のヘヴィメタル・シンガーは、2010年に胃癌のため67歳で亡くなっている。彼のホログラム公演は、2016年8月に開催されたヴァッケン・オープン・エアにて、7万5千人以上の観客を前に初公開された。2017年12月に7公演を巡る最初のツアーが終了後、その内容に一部変更が施され、2019年に新たな「Dio Returns」ワールド・ツアーとしてスタートした。

Official Ronnie James Dio Hologram Wacken Performance

同公演を手掛けるホログラム制作会社のEyellusionは、近年スティーヴ・マーティンが代表を務めるAPA(Agency for the Performing Arts)と契約を交わしている。Eyellusionの最高経営責任者であるジェフ・ペスッティはこう語った。

「ロニー・ジェイムス・ディオは、その類まれな歌声だけでなく、圧倒的なステージ、ライヴ・パフォーマンスでもよく知られています。彼のキャリアからの新旧のステージで構成されているこのショーは、全ロニー・ファン必見の内容になっているはずです。新たなステージ演出、そしてヴァージョン・アップしたロニー・ジェイムス・ディオのホログラムと共にお送りするこの公演は皆様の想像を絶する体験になるはずです。まさに史上初のメタル・ショーに。この<Dio Returns>ツアーは、彼のライヴ・パフォーマンス、17年もの間活動を共にした彼のバンド、そしてファンの方にも楽しんでいただけるであろうステージ演出と共に、偉大なるロニー・ジェイムス・ディオの功績を讃えるものであり、ファンの皆様が終始杯を交わしたくなるような常軌を逸したメタル体験になるでしょう。この全米ツアー、そしてこの後続くワールドツアーを通して、皆様にこの公演をご覧いただけることを大変嬉しく思います」。

現在Eyellusionの制作チームの一員でもある、ロニー・ジェイムス・ディオの妻で、長年のマネージャーだったウェンディ・ディオは、米WEBメディア“Patch.com”に対して、このロニー・ジェイムス・ディオの新たなホログラム公演についてこう語っている。

「最初のホログラムが作られてからテクノロジーははるかに進歩しました。この新たなホログラムにはとても満足しています。実は前回のツアーの出来には不満が残っていたのですが、今回は何百倍も良くなっていると思います。ロニーが本来の彼らしく映し出されています。特に私は彼の眉毛にこだわりがあって、他の人はあまり気づかなかったかもしれませんが、とにかく全て完璧であって欲しかったんです。それに、以前のものでは彼がステージの奥の方にいたのが、今回の公演ではバンド・メンバーと同じラインに立っています」。

Written By Tim Peacock



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