クイーンの「Somebody To Love」がSpotifyで10億回再生を突破。7曲目の快挙達成
クイーン(Queen)の1976年のヒット曲「Somebody To Love」が、Spotifyで10億回再生を突破し、“Billions Club”入りを果たした。これにより「Somebody To Love」は、
過去、Spotifyでクイーンの10億再生突破した他の楽曲は以下の通り。
「Bohemian Rhapsody」
「Another One Bites the Dust」
「Don’t Stop Me Now」
「Under Pressure」
「We Will Rock You」
「Crazy Little Thing Called Love」
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クイーンの5作目のスタジオ・アルバム『A Day At the Races』のためにレコーディングされ、1976年12月10日のアルバム発売に先駆け、同年11月にリード・シングルとしてリリースされた同曲は、全英チャートで2位、全米チャート(Billboard Hot 100)で13位を記録し、その後、母国イギリスではダブル・プラチナ認定、アメリカでは5xプラチナ認定を受けている。
あたかも大勢の音楽家を従えて演奏しているかのような錯覚を生み出すクイーンの巧みなアンサンブル技術が発揮された「Somebody To Love」には、フレディ・マーキュリー(リード・ヴォーカル)、ブライアン・メイ(ギター)、ロジャー・テイラー(ドラム)の声が重ね録りされた“合唱隊”がフィーチャーされている。
この曲で唯一歌っていないメンバーであるベーシストのジョン・ディーコンは、後年行われたBass Player誌のインタビューで、この楽曲を称賛し、「クイーンはゴスペルの精神を取り入れることで、ロックと同じくらいハードにスウィングすることができた」と語っていた。
その半世紀以上にわたるキャリアに加え、アカデミー賞に輝いた2018年の伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』によって再び注目を集めたこともあり、クイーンは史上最も成功したロックバンドのひとつであるだけでなく、ストリーミング時代におけるクラシック・ロックの最大の成功例のひとつでもある。近年では、バンドのベスト・アルバム『Greatest Hits』が全米アルバム・チャート(Billboard 200)に継続的にランクインしており、これはストリーミング世代からの根強い支持を反映したものと言える。
Written By Sam Armstrong
2025年6月18日発売
Blu-ray Audio
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