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カイザー・チーフス、デビュー作『Employment』の20周年記念盤を7/18発売
カイザー・チーフス(Kaiser Chiefs)が、デビュー・アルバム『Employment』の発売20周年を記念したUK野外ライヴ・ツアー開催に続き、ボーナストラックを追加収録した20周年記念盤『’Employment 20′ (China Anniversary Edition)』を2025年7月18日にリリースすることを発表した。
これにあわせて、最新リミックス音源「I Predict A Riot (Big Nurse Remix) 」も公開されている。
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20周年記念盤『Employment 20 (China Anniversary Edition)』は3種類のフィジカル形態で登場する。
1LPはホワイト・ヴァイナル仕様で、ボーナストラック「Take My Temperature」を収録。
2LPには、B面曲やCDシングルのボーナストラック、またこのフォーマット限定の未発表曲2曲を含む15曲が追加収録される。
3CDには、アビイ・ロード・スタジオでリマスタリングされたオリジナル・アルバムに加え、バンドのアーカイブからバンド自ら厳選した、未発表のデモ音源、リミックス、ラジオ・セッション、さらにリーズの小さなライヴハウスから始まり、フェスティバルのヘッドライナーを務めるまでに急成長を遂げたバンドの輝かしい軌跡を辿るライヴ音源など、合計40曲が追加収録される。
2005年3月にリリースされた『Employment』は、全英アルバム・チャートで最高2位を記録し、以降も全英TOP40に17ヶ月以上にわたってチャートイン、累計210万枚以上を売り上げ、英国レコード産業協会(BPI)から7×プラチナ認定を受けるなど、英国バンドによる最も成功したデビュー・アルバムの一つとして知られている。
「Oh My God」「I Predict A Riot」「Everyday I Love You Less And Less」「Modern Way」など、複数のヒット・シングルを収録したこのアルバムは、彼らを世代を象徴するインディー・ロックバンドへと押し上げた。
バンドはこのアルバムについてこう語っている。
「20年前、とある新人バンドによる新曲がリリースされた。‘I Predict A Riot’は、リーズ出身の僕らにとって、本当に特別な何かの始まりだった。そして、それに続くアルバム“Employment”は、僕たちの人生を変えただけでなく、2005年の発売以降、何百万人という人々の人生に寄り添ってきた。2025年、このアルバムの20周年をみんなでお祝いしたいと思っている。“どんどんすべてに冷めていった(Loving everything less & less)”あの時代の気分や、世界を席巻したストライプのブレザージャケットと共に」
このアニバーサリーを記念して、バンドは今夏、イギリス全土で野外ツアーを敢行することも発表している。現地時間5月23日、ポート・タルボットから開幕する同ツアーは、リーズ、ブリストル、エディンバラ、ロンドン、ブライトン、カンブリア、ニューキーを巡る予定だ。
Written By Will Schube
カイザー・チーフス『Employment 20 (China Anniversary Edition)』
2025年7月18日発売
CD/LP
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