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ペギー・リーとフランク・シナトラの追悼イベントが開催決定。ビリー・アイリッシュらが出演

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Hollywood Bowl - Photo: Mathew Imaging/WireImage

2022年7月27日、カリフォルニア州ハリウッドにある野外音楽堂、ハリウッド・ボウルで、20世紀を代表するパフォーミング・アーティスト、ペギー・リー(Peggy Lee)とフランク・シナトラ(Frank Sinatra)の共同トリビュート・イベントが開催されることが発表された。

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Is That All There Is?

音楽監督のクリスチャン・マクブライド率いるカウント・ベイシー・オーケストラがバックを務める同イベントでは、この2人のアーティストを敬愛し、その音楽的影響を公言するビリー・アイリッシュ、デボラ・ハリー、ダイアン・リーヴス、ブライアン・ストークス・ミッチェルらが特別ゲストとして出演し、彼らへのトリビュート・パフォーマンスを披露する予定だ。ビリー・アイリッシュは、2019年のVariety誌の取材にこう語っていた。

「私は昔、フランク・シナトラ、ペギー・リー、エタ・ジェイムス、ジョニー・マティスといった、どの曲も完璧な歌の構成になっている古い楽曲をたくさん聴いていました」

またビリーは、ダグ・ライトが脚本を、トッド・ヘインズが監督を務めるペギー・リーの伝記映画『Fever』でエグゼクティブ・プロデューサーを務める予定であることも報じられている。

また、米ロサンゼルスのグラミー・ミュージアムでは、今年9月5日までペギー・リーの生誕100周年を記念した特別展“100 Years of Peggy Lee”が開催中だ。13度のグラミー賞ノミネーションと、「Is That All There Is?」での“最優秀コンテンポラリー・ヴォーカル・パフォーマンス賞”(1969年)と1995年の“特別功労賞生涯業績賞”という2つのグラミー受賞歴を誇るペギー・リーにスポットを当てた同特別展では、同じく世代とジャンルを超えた影響力を誇るフランク・シナトラをはじめ、ペギー・リーが影響を与えたアーティストたちを通して、彼女が築いたレガシーが紹介されている。

What's Now Is Now

1943年8月、フランク・シナトラが行ったハリウッド・ボウルでの初コンサートは人々に鮮烈な印象を残しただけに、同地でのトリビュート・イベントで彼の功績が讃えられるのは大きな意義を持つ。その夏の夜について、当時のロサンゼルス・タイムズ紙はこう記している。

「月明かりに照らされた昨夜の由緒あるハリウッド・ボウルは、悲鳴、嘆願、ため息、口笛、愛唱、喘ぎ、悶えるような叫びに包まれ、想像を絶する事態となった。フランキーが曲を歌い終える度に、円形劇場から沸き起こる悲鳴、叫び声、口笛、それらを放つ人々すべてに共通するのは、リトル・ジューク・ボックス・ジョニー(フランク・シナトラ)への熱狂的なまでの愛だった。

当時のフランク・シナトラはすでに伝説的ミュージシャンとしての地位を確立していたが、それは彼のキャリアを通じて証明され続けることになる。彼が1970年に発表した『Watertown』は、コンセプト・レコードの構造を追求した、彼のキャリアにおける劇的なスタイル転換期の作品として知られている。今年6月3日に新たにミックス、リマスターされて再発予定の同アルバムで、フランク・シナトラは、突然妻に捨てられた子持ちの男性労働者の物語を歌にしている。「What’s Now Is Now」や「I Would Be In Love (Anyway)」といった曲を通して、彼はドラマと心の傷を新たな形で表現しているのだ。

フランク・シナトラは、あらゆる世代を魅了する優れた能力を発揮し、その芸術性は今尚、今日の音楽界の多くのスーパースターたちに影響を与えている。彼は、その文化と芸術への貢献により、世界中の人々にとってのレジェンド、そしてインスピレーションであり続けているのだ。

ハリウッド・ボウルで開催されるペギー・リーとフランク・シナトラへの共同トリビュート・イベントの詳細は公式サイトでご覧いただける。

Written By Larisha Paul



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