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フェイドがパントン・カラー・インスティテュート認定カラーを持つ初のラテン・アーティストに
今年のサマーソニック出演でも話題を呼んだコロンビア・メデジン出身のポップ/レゲトン・アーティスト、フェイド(Feid)が、色見本帳やカラーマッチングシステムで世界的に知られているパントン社によるパントン・カラー・インスティテュートに認定されたシグネチャー・カラーを持つ初のラテン・アーティストとなった。
フェイドの愛称と彼の故郷であるメデジンの山々にちなんで名付けられた彼のトレードマーク・カラー「Ferxxo Green(フェリチョ・グリーン)」は、独立、楽観主義、そしてそのコミュニティが共有するエネルギーを象徴するものだ。ネオンのような輝きを放ち、私たちの人生の体験をより豊かに照らし出すこの希望に満ちた鮮やかなのグリーンは、フェイドのスタイルの本質を体現するもので、彼がポップカルチャーの現象として台頭する道のりを常に彩ってきた。
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このニュースの発表に先立ち、フェイドは今月、最新シングル「Se Lo Juro Mor」をリリース。同曲は、SpotifyのTop Songs Globalチャートに初登場し、現在16か国のSpotifyチャートとApple MusicのTop 200チャート、さらに67か国のラテンTop 200チャートにランクイン。
フェイドは、毎年自身の誕生日である8月19日に新曲を発表するのを恒例としているが今回の「Se Lo Juro Mor」は、『19』『Inter Shibuya – La Mafia』『Feliz Cumpleaños Ferxxo Ferxxo Te Pirateamos el Álbum』『Ferxxocalipsis』といった彼の過去作を想起させる、キャリア初期のノスタルジックなサウンドへと回帰した楽曲だ。
さらにラテン・グラミー賞受賞歴を持つフェイドは、日本の代表的フェス“SUMMER SONIC 2025”東京会場のBEACH STAGEで、ラテン系アーティストとして初めて自身のステージをキュレーションし、ヘッドライナーを務めるという快挙も達成した。
彼がプロデュースを手掛けた「Feliz cumpleaños Ferxxo(フェリス・クンプレアニョス・フェルチョ)」のステージには、タイニー、ボンバ・エステレオ、Perro Negro DJsをはじめとするラテン屈指のアーティストたちが出演。
フェイドは1時間半にわたるセットで、『Ferxxo Vol. 1: M.O.R.』、『Inter Shibuya – La Mafia』といったアルバムからの楽曲や、最新アルバム『Ferxxo Vol. X: Sagrado』の収録曲を含む自身のヒット曲の数々を披露した。
さらにプエルトリコ出身のレゲトン歌手、ヤンデルがサプライズでゲスト出演し、「Yandel 150」「Brickell」「XQ Te Pones Así」を披露すると、日本のラッパー、千葉雄喜もステージへ登場し新曲「OMOTE REMIX」をライブで初披露するサプライズ・パフォーマンスも行われ会場は大歓声に包まれた。
さらのこの発売と誕生日を記念して、東京・渋谷の交差点では「Ferxxo Green(フェリチョ・グリーン)」色のキャップやTシャツを着たファンが集合して新曲のリリースが祝われた。
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フェイドはこのほかにも、ニューヨークのGovernor’s Ball、パリのLollapalooza、ロサンゼルスのHard Summerといった世界各地の主要フェスでヘッドライナーを務めている。
Written By Sam Armstrong
フェイド「Se Lo Juro Mor」
2025年8月20日発売
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