(function(h,o,t,j,a,r){ h.hj=h.hj||function(){(h.hj.q=h.hj.q||[]).push(arguments)}; h._hjSettings={hjid:104204,hjsv:5}; a=o.getElementsByTagName('head')[0]; r=o.createElement('script');r.async=1; r.src=t+h._hjSettings.hjid+j+h._hjSettings.hjsv; a.appendChild(r); })(window,document,'//static.hotjar.com/c/hotjar-','.js?sv=');
Join us

News

初期フェアポート・コンヴェンションのヴォーカル、ジュディ・ダイブルが71歳で逝去。その半生を辿る

Published on

高く評価された英国のフォークロック・グループ、フェアポート・コンヴェンション(Fairport Convention)の元ヴォーカル、ジュディ・ダイブル(Judy Dyble)が、長きに渡る持病のため2020年7月12日に71歳で逝去したことを、彼女の代理人が公表した。

代理人によって公開された声明文にはこう記されている。

「深い悲しみと共に、イギリスのシンガーソングライター、ジュディ・ダイブルが7月12日に亡くなったことをご報告します。ジュディのご家族、ご友人、そして彼女の音楽キャリアに関わってきた多くの仲間たちに心よりお悔やみを申し上げます。彼女のご家族は、ここ数週間の間にソーシャルメディアを通じて寄せられたファンの皆様からのメッセージや祈りの言葉に感謝しています」

ジュディ・ダイブルは、1967年にフェアポート・コンヴェンションに加入し、当時急成長を遂げていたイギリスのフォーク・ロック・シーンの先駆者となった。彼女は、バンドのセルフ・タイトルのデビュー・アルバムでリード・ヴォーカルを担当したが、同作リリース直前となる1968年5月にバンドを脱退し、サンディ・デニーが彼女の後任となった。

彼女が在籍当時、バンドの初期メンバーとライヴで披露していた楽曲の多くは、正式なレコーディング音源として残されてはいないが、BBCラジオのために披露したボブ・ディランの「Lay Down Your Weary Tune」やディノ・ヴァレンテの「Get Together」といったカヴァー音源は、後にフェアポート・コンヴェンションの結成35周年を記念したボックス・セット『Fairport Unconventional』(2002年)に収録されている。

One Sure Thing

フェアポート・コンヴェンションを脱退したジュディ・ダイブルは、後にキング・クリムゾンの創設メンバーとなるマイケル・ジャイルズとロバート・フリップによる前身バンド、ジャイルズ・ジャイルズ&フリップで短期間ヴォーカルを務め、その後ヴァン・モリソン率いるゼムの元キーボード奏者だったジャッキー・マコーリーとフォーク・ロック・デュオ、トレイダー・ホーン(Trader Horne)を結成した。

トレイダー・ホーンとしては、現在でもイギリスのフォーク・ロック・コレクターの間で愛されているたった1枚のアルバムをリリースしたのみで、その後イギリスの即興/エクスペリメンタル・ミュージシャン、ロル・コックスヒルとの短命なバンドへ活動の場を移していく。

ジュディ・ダイブルは、2007年の英レコード・コレクター誌のインタビューにこう語っていた。

「私は、最も才能あるミュージシャンたちと、これ以上ない時期と場所を共に過ごすことができて幸運でしたが、ある特定の道を歩もうと決めたことは一度もありませんでした。そのお陰で、様々なスタイルで様々な音楽を演奏することができたのは、良かったと思っています」

ジュディ・ダイブルは、70年代初頭に音楽活動から引退し、表舞台から姿を消していたが、それから30年後となる2000年代に、一連のソロ・アルバムを録音し、復帰を果たした。当時の彼女は亡き夫サイモン・ステイブルとカセット・ダビング会社を経営しながら、“クロプレディ・フェスティバル”で再結成したフェアポート・コンヴェンションのライヴにも時折出演し、2002年の引退まで活動を続けた。

「マーク・ソードフィッシュ(テクノバンド、アストララジアの)からトーキング・エレファント・レコード経由で連絡が来て、私の声をサンプリングしたいというオファーをもらいました。自分でも驚いたことに、一体それが何を意味するのかよくわからずに承諾した私は、歌とレコーディングを再開することになりました。当時は、その仕事によって私自身が音楽の世界へとどれだけ引き戻されることになるのか、気づいていなかったのです。キャリアを求めていたわけでも、本格復帰を望んでいたわけでもありませんでしたが、再び歌うことができて、それから自分が曲も書けるのだと知ったことはさらなる喜びでした」と彼女は、自身の復帰の経緯についても同インタビューの中で明かしていた。

「しかしながら、彼女が何をやろうと、その甘く高らかな歌声は不変的な魅力であり、威風堂々とした高貴な味わいを持っている」とレコード・コレクターは評している。

近年、ジュディ・ダイブルはビッグ・ビッグ・トレインのフロントマンであるデヴィッド・ロングドンと一緒にアルバムをレコーディングしており、同アルバムは今秋リリースが予定されている。デヴィッド・ロングドンは、この共作を通して2人は“素晴らしい友人”になれたと語り、「この作品の制作過程は笑いと喜びに溢れていましたが、同時に挑戦的な場面もありました。彼女は年を重ねてきたひとりの女性であり、自身の人生の晩年について明確に、臆することなく曲にしていました」と感動的な賛辞を送った。

彼女の訃報を受けて、「ジュディ・ダイブルは、美しい声を持った本当に素敵な方でした。彼女の訃報を聞いて大変悲しいです」と記したジェネシスのスティーヴ・ハケットをはじめ、多くの著名人が哀悼の意を表している。

英BBC2の伝説的音楽番組“The Old Grey Whistle Test”の元司会者として知られるウィスパリング・“ボブ”・ハリスは自身のツイッターで次のように述べていた。

「親愛なるジュディ・ダイブルの訃報を知って大変悲しいです。フェアポート・コンヴェンションの初期メンバーだった彼女は、1960年代後半の音楽シーンの先駆者として、フォーク・ミュージックとロックを融合した新たな音楽の創り出すために貢献しました。毎年恒例のフェアクロップ・フェストで何度も彼女に会いましたが、本当に素敵な方でした」

Written By Laura Stavropoulos



フェアポート・コンヴェンション『Fairport Convention』
CD / iTunes /Apple Music / Spotify / Amazon Music



Share this story
Share
日本版uDiscoverSNSをフォローして最新情報をGET!!

uDiscover store

Click to comment

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Don't Miss