エルトン・ジョンがHIV/AIDS治療支援のため、6週に渡って歴史的ライヴをYouTubeで公開

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Photo: Gijsbert Hanekroot/Redferns

エルトン・ジョン(Elton John)は、自身の公式YouTubeチャンネルでの新シリーズとして、過去の歴史的コンサートからのアーカイヴ映像を今後6週に渡って公開していくことを発表した。

このコンサート・シリーズ『The Elton John: Classic Concert Series』は、日本時間7月4日に、アーティストと視聴者が新作動画を同時に観て楽しめるYouTubeの機能のプレミア公開によって公開される。先日は、ザ・ローリング・ストーンズによる最近人気映像シリーズ『Extra Licks』が同機能を通して公開されていた。

同シリーズの第一弾として、日本時間の今週7月4日(土)午前1時に、エルトン・ジョンが1976年9月17日にスコットランドのエディンバラで行った「Live at the Playhouse Theatre」のフル・ライヴが初めてデジタル化され、YouTubeで独占公開(公開終了)。

2週目のコンサート映像は、7月12日に公開された、1986年のオーストラリアのシドニーでのコンサート(下記、またはこちら)。

 

今後6週に渡って新たなライヴ映像が公開

エルトン・ジョンは、今後6週間に渡って、自身のYouTubeチャンネルで2時間ほどの新たなフル・ライヴ映像を無料公開していく予定だ。『The Elton John: Classic Concert Series』は、新型コロナウイルス感染拡大の中、HIV/AIDS支援組織が患者への滞りないケアを提供できるよう支援する、自身のチャリティー団体“エルトン・ジョン・エイズ財団”が立ち上げた「新型コロナウィルス緊急基金」への資金集めを目的としている。

エルトン・ジョンは今回の企画について次のように述べている。

「私の財団が立ち上げた新型コロナウイルス緊急基金は、HIV/AIDS治療の最前線に立つ支援組織が、パンデミックに備え、HIV感染予防や、社会から最も疎外されたコミュニティへのケアにしっかり対処していけるように支援するものです。HIV検査や予防治療などのケアが滞ってしまえば、世界中でHIVと共生する3,750万人という人々の命を危険にさらす可能性もあります。ですから、このYouTubeのコンサート・シリーズからの収益を、この緊急支援に役立てられることを本当に嬉しく思っています」

今回公開されるのは、1976年に、エルトン・ジョンがキキ・ディーとのデュエット曲「Don’t Go Breaking My Heart」で自身初の全英No.1を獲得した直後に、“エジンバラ・フェスティバル・オブ・ポピュラー・ミュージック”の一環として行ったソロ・パフォーマンスの模様だ。

 

同ライヴは、エルトン・ジョンのキャリア初期の人気アルバム『Empty Sky』に収録されている「Skyline Pigeon」のお馴染みの胸を刺すようパフォーマンスから幕が開け、「Rocketman」「Daniel」「Bennie and the Jets」といった名曲の数々に加え、ヒット曲「Don’t Go Breaking My Heart」をソロで初披露。そして、ライヴの盛り上がりが最高潮に達したところで、彼はピアノの上に登り、過去7ヶ月間続いた自身のフル・コンサートを「Saturday Night’s Alright (For Fighting)」の賑やかなパフォーマンスで締め括っている。

Written By Paul Sexton



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