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ヒット・ライター&ステイタス・クォーのプロデューサー、ジョン・シュローダーの死

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イギリス人レコード・プロデューサー、ソングライター、そしてエグゼクティヴのジョン・シュローダーが、癌との長い闘病の末、2017年1月31日に82歳で死去した。彼は1950年代後半まで遡る、その長く多岐にわたるキャリアの中で、ヘレン・シャピロからステイタス・クォーまでのUKアーティストの出現初期段階、そして英国市場でのモータウン・レーベル形成に大いに貢献した。

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1935年ロンドンで生まれたシュローダーは、1957年にコロンビア・レーベルのA&Rマネージャーである、ノリー・パラマーのアシスタントとしてEMIレコードに入社。そこで彼はクリフ・リチャード、ザ・シャドウズ、フランク・アイフィールド、トミー・ブルース、ヘレン・シャピロ等アーティストのレコード制作に加わった。シュローダーとマイク・ホーカーの共作「Walkin’ Back to Happiness(邦題:夢見る恋)」がUKでナンバー・ワンに躍り出た時、ヘレンは僅か15歳だった。彼はその後も「Don’t Treat Me Like a Child(邦題:子供じゃないの)」、「You Don’t Know(邦題:悲しきかた想い)」、そして「Little Miss Lonely」等のヒット・シングル曲をシャピロの為に共作している。

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1961年末にインディーズのオリオール・レコードにA&Rマネージャーとして加わり、モーリン・エヴァンスやスウェーデン出身インストゥルメンタル・グループのザ・スポットニックスで成功を収める。オリオルはUKで初めて定期的にモータウンのライセンスを与えリリースしたレーベルとして知られるが、この新進デトロイトの会社がチャートを賑わしたのはその後、EMIのステートサイド・レコードと契約してからだった。

1964年末から65年にかけて、シュローダーがアレンジャー兼オーケストラ・リーダーのジョニー・ピアソンと結成したグループ、サウンズ・オーケストラルが、アメリカ人ジャズ・ミュージシャン&ピアニストのヴィンス・ガラルディが作り初レコーディングした「Cast Your Fate to the Wind(邦題:風の吹くまま)」をサウンズ・オーケストラル・ヴァージョンとして発売して大ヒットを記録。パイでは、膨大な数のイギリス人アーティストと組み、1968年にはステイタス・クォーの初ヒット・シングル「Pictures of Matchstick Men」をプロデュースした。

シュローダーは1972年にアラスカ・レーベルを立ち上げ、ブリティッシュ・ファンク集団サイマンデと密に仕事をする。カナダ移住後、再びイギリスへ戻り自叙伝“Sex and Violins”を出版。

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現在も活動中のサイマンデは、シュローダーの訃報を聞いた後、ウェブサイトに次のような文面を載せた。「ジョンは最高の友達であり、バンドの音楽に物凄くインスピレーションを与えてくれたプロデューサーでした。そして彼は40年以上にもわたりサイマンデの素晴らしいサポーターだったのです。彼を失い非常に残念です。奥様のダイアナと彼の御家族に心からお悔やみを申し上げます。彼の想い出が永遠でありますように」。


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