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ラジオDJデヴィッド・ロディガン、ボブ・マーリーとの初めて出会った日の秘話を明かす

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Photo: David Corio/Redferns

長年ラジオDJとしてジャマイカ音楽の魅力を世界に発信し続けてきたデヴィッド・ロディガン(David Rodigan)が、オンライン動画シリーズ『Bob Marley & I』の最新エピソードで、レゲエ界のアイコン、ボブ・マーリーとの出会いについて語っている。

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DJ David Rodigan shares how an intro to Gong led to the exclusive debut of “Could You Be Loved”!

デヴィッド・ロディガンは、この動画の中で、ロンドンのアイランド・レコード本社でボブ・マーリーに偶然遭遇した日の出来事を明かしている。

彼はその場で自己紹介し、ボブ・マーリーを自身がDJを務めるCapital FMのレゲエ・ラジオ番組のゲストとして招待した。その際、ボブがカセットテープで聴かせてくれたが、のちに名曲として知られることになる「Could You Be Loved」だったという。デヴィッドは当時をこう回想している。

「その曲を聴き終えた後、ボブは“君はラジオDJとして、このミックスはニューヨークのFMラジオ向きだと思う? それともAM向きだと思う?”と僕に尋ねてきたんです。そこで僕は“FMにぴったりのミックスだと思います”と答えました。すると彼は“OK、じゃあ明日の夜番組にこの音源を持ってくるよ。君に世界初放送してもらうよ”と言ったんです」

『Bob Marley & I』の前エピソードでは、ロンドンを拠点に活動するジャーナリストで伝記本『Bob Marley: The Untold Story』の著者であるクリス・サレウィッツが登場した。彼は1975年から1981年まで、英音楽誌“NME”で特集記事のライターを務め、ボブ・マーリーを含む多くのアーティストと交流してきた人物だ。

クリスは1979年にボブ・マーリーと初めて出会い、その後ジャマイカの銃器裁判所(Gun Court)で、不当に拘束された男性を解放するための抗議行動に同行した体験について語っている。

「ボブ・マーリーでいることは決して簡単なことではありません。ただ音楽を書くだけではない。そこには文化的な側面も大きく関わっていたんです」

Writer Chris Salewicz recounts meeting Gong at 56 Hope Road in the 3rd episode of Bob Marley and I.

この『Bob Marley & I』シリーズは、ボブ・マーリーの生誕80周年を記念した年間プロジェクトの一環で、「Bob Marley’s 80th Earthstrong Celebrations」と題されたこの祝祭は、今年2月、キングストンのタフゴング・スタジオから生配信されたトリビュート・コンサート“Uprising Tribute Concert”から幕を開けた。

さらに先日、ボブの息子であるジギー・マーリー率いるタフ・ゴング・ワールドワイドは、2012年のドキュメンタリー映画『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』のストリーミング再配信と、2時間以上の未公開インタビュー映像を収録した「80周年記念コレクターズ・エディションDVD」の発売を発表。さらに今夏には、同作の限定劇場上映も予定されている。

映画『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』予告編

娘であるセデラ・マーリーは父ボブの音楽について次のように語っている。

「父が書いた自由、愛、団結の言葉が50年以上経った今も、世界中の多くの美しい若者たちによって歌われていることを父が知ったら、きっと満面の笑みを浮かべ、とても誇らしく思うことでしょう。父の歌がこれまで以上に強く、新しい世代に響いているのは、父の音楽の持つ力の大きな証です。父の歌は普遍的な真理を語っているからこそ、子どもたちの口から発せられても、父自身がレコーディングし演奏したときと同じように心に響くのだと思います」

Written By Sam Armstrong



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