現在のブライアン・ウィルソンに密着したドキュメンタリー映画が制作中

December 5, 2018


現在のブライアン・ウィルソンに密着したドキュメンタリー映画が制作中

米WEBメディアのVarietyによると、ビーチ・ボーイズの共同創設者で、バンドのクリエイティブ面を担ってきたブライアン・ウィルソンの新たなドキュメンタリー映画が2019年1月に完成する予定だという。

ビーチ・ボーイズ時代のブライアン・ウィルソンについては、これまでにも数え切れないほどの本や映画、そしてドキュメンタリーの中で掘り下げられ、評価されてきたが、ブライアン個人に密着した作品はこれが初となり、ここ3年近く世間に気づかれることなく密かに制作が行われていたのだ。

監督のブレント・ウィルソンは、今作の撮影に入る前は王道のドキュメンタリー路線を頭に描いていたが、ブライアン・ウィルソンとの最初のインタビューを終えて、別のアプローチをとることを決断したという。

「この作品は直球の、情熱的なドキュメンタリーでもなければ、多数の人物が登場してコメントをするタイプの作品でもありません」とブレント・ウィルソンはVarietyに語る。「この映画で描かれている75%が真のブライアンなんです」と彼は続け、過去作品の多くは近年のブライアン・ウィルソンという人物を捉えきれていなかったことにも言及した。

ブレント・ウィルソンはさらにこう語る。「僕ら全員が、今のブライアンは実に素晴らしい人生における第三幕を生きているんだ、ということを感じています。おそらくそんなことができるアーティストはそう多くはないと思います。75歳になった今のブライアンが、25歳だった時には度胸がなくてできなかったツアーをしようと思ったという事実が僕の好奇心をそそったんです」。

この映画では、アーティスト、プロデューサー、そしてアイコンであるブライアン・ウィルソンが自らの人生について語る様子やスタジオでの制作風景に加え、ブルース・スプリングスティーン、エルトン・ジョン、ジム・ジェームスやニック・ジョナスといった彼のファンを公言する著名人たちのインタビューなど、90分を超える新たな映像が含まれている。

インタビューに登場する人物は皆、ブライアン・ウィルソンの人生や音楽に似ている部分を持っているという。例えばブレント・ウィルソンはエルトン・ジョンについてこう語る。「彼は、ブライアン以外で、ポップ・ソングのような楽曲の中に、全く違う次元の何かを創り出せるということを理解している数少ない人物だと思うんです」。

ブルース・スプリングスティーンについては、ブライアン・ウィルソンが西海岸サウンドを創り出したように、彼はニュージャージー側の海岸で東海岸サウンドを創り出したシンガーソングライターであり、共に幼い頃は不況に苦しむという似た境遇で育っている、と説明する。

インタビューに登場するそれ以外の人物としては、フー・ファイターズのテイラー・ホーキンス、グスターボ・ドゥダメル、ジェイコブ・ディラン、そしてボブ・ゴーディオがいる。

今作の監督を務めるブレント・ウィルソンが初めてブライアン・ウィルソンに出会ったのはドゥーワップを題材にした前作『Streetlight Harmonies』のために彼にインタビューした時のことで、今回の彼のプロダクション・チームには、映画『ジャージー・ボーイズ』『ヒューゴの不思議な発明』『アルゴ』や『ワールド・ウォーZ』などの作品にクレジットされているプロデューサーで資本家のティム・ヘディントンやプロデューサーで元々はレコード会社の重役だったテレサ・スティールも名を連ねている。そしてブライアン・ウィルソン本人もまた、彼の長年のマネージャーであるジーン・シーヴァース、彼の妻のメリンダ・ウィルソン、そしてローリング・ストーン誌の編集者であるジェイソン・ファインと共にエグゼクティブ・プロデューサーとして今作にクレジットされている。

掴みどころのない対談で知られている監督は、以前にローリング・ストーン誌が“Better Days”という特集のために行った、ブライアン・ウィルソンとジェイソン・ファインが何日もかけてロサンゼルス中を車でドライブするという対談の形式を再現することにした。

「とりあえず車を借りて、急いで4Kのカメラと、彼らが小型マイクを付けなくていいように車の中にマイクも設置して、“カープール・カラオケ”のようなスタイルで、オペレーターも入れなかったんです」、ブレント・ウィルソンは振り返る。「ジェイソンとブライアンには何週間もの間、毎日6〜8時間くらい一緒にドライブしてもらいました。ブライアンが打ち解けて、思いのまま話してくれるよう。結果的にそれは大成功になりました。過去のどんなインタビューでも、ドキュメンタリーでも、彼がここまで正直に語っているのを見たことはありませんでしたから」。

このドライブ対談の映像に加え、今回の映画では、ブライアン・ウィルソンがスタジオに入り、1957年のジミー・ロジャーズの「Honeycomb」をはじめ、彼のお気に入りの楽曲のカヴァーをレコーディングしている様子も観ることができる。

Varietyでの詳しい情報によると、プロデューサー陣はこの映画の最終編集を2019年1月には終える予定で、そこから配給会社を探し始めるということだ。一方で、ブライアン・ウィルソンはアル・ジャーディンとロンディ・チャップリンと共に、北米で開催される『Beach Boys Christmas Album』の再現ライヴ・ツアーに出演する予定になっている。

Written by  Laura Stavropoulos


ビーチ・ボーイズ『The Beach Boys' Christmas Album』

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