New Releases

ザ・ビートルズ『Anthology Collection』より「夢の人」の初公開音源が公開

Published on

10月 26, 2025

2025年11月21日に同時発売されるザ・ビートルズ（The Beatles）『Anthology Collection』（8CD/12LP）と『Anthology 4』（2CD/3LP）から「I’ve Just Seen A Face（夢の人）」の初公開ヴァージョンとなる「I’ve Just Seen A Face (Take 3)」。が公開となった。

The Beatles – I’ve Just Seen A Face (Take 3) [Anthology 2025]

1965年にリリースされ、ポール・マッカートニーによって書かれたこの楽曲は、元々グループのアルバム『Help』に収録されていたが、北米では彼らのレコード『Rubber Soul』で最初に収録された。

一目惚れへの賛歌であるこの曲は、その後ブランディ・カーライル、ザ・ディラーズ、ジョージ・マーティン、ホリー・コール、そしてポール・マッカートニーのバンドであるウイングスといったアーティストたちにカバーされてきた。実際、この曲はウイングスがライブで演奏した最初のビートルズ楽曲の一つであり、彼らの1976年のライブアルバム『Wings Over America』に収録されている。

I've Just Seen A Face (Live / Remastered)

今回初公開された「I’ve Just Seen A Face (Take 3)」は、11月21日にリリースされる『Anthology Collection』と単体でも発売される『Anthology 4』に収録予定の新音源の一部に過ぎない。

ジャイルズ・マーティンによって監修およびリマスターされて今回初めて発売される『Anthology 4』には、13曲の未発表デモ、1963年から1969年までの貴重なセッション音源、そして彼らのオリジナル・プロデューサーであるジェフ・リンによる新しいミックスが収録される予定である。この新作の発表にあわせて復元されたミュージックビデオと共に「Free As A Bird」の最新ミックスも公開となっている。

The Beatles – Free As A Bird (Official Video)

30年前に初めてリリースされたザ・ビートルズの『Anthology』シリーズは、元々同名の映像ドキュメンタリーシリーズの一部であり、この映像シリーズは2025年11月26日に9部構成のシリーズとしてDisney+で再公開される予定である。

このシリーズには、ヒット曲や貴重なデモ音源を網羅した3作のダブルアルバムが付属しており、それは4人のビートルズ ― マッカートニー、レノン、リンゴ・スター、そしてジョージ・ハリスン ― がシリーズで語る物語を反映するものであった。

ザ・ビートルズは、彼らの最新であり最後の楽曲となる「Now And Then」を2023年にリリースした。元々は1977年にジョン・レノンによって制作が始められ、グループの生存メンバーは、前年にレノンのボーカルを発掘した後、1995年にそのデモの最終作業を開始した。この楽曲には、ピーター・ジャクソンが監督したミュージックビデオが添えられた。

Written by By Sam Armstrong