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フローレンス・アンド・ザ・マシーン、新作『Everybody Scream』を発表。タイトル曲を公開
フローレンス・アンド・ザ・マシーン(Florence + The Machine)が、6作目のスタジオ・アルバム『Everybody Scream』を2025年10月31日にリリースすることを発表した。
これにあわせて、アルバムのタイトル曲とオータム・デ・ワイルドが監督を務めた同曲のミュージック・ビデオが公開されている。
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本作は、通常盤2LP、CD、2種類のカセット、デジタル・アルバムなど様々な形態で発売される予定だ。中でも注目すべきは、2LPとCDで登場する“チェンバー・エディション/Chamber Edition”で、4曲のチェンバー・ヴァージョン(オリジナル曲を室内楽編成で再構築した特別アレンジ)を追加収録し、さらに特別カヴァー・アートを施したトリプル・ゲートフォールド(三面開きジャケット)仕様の2LPには、24×36インチのポスターと16ページのブックレットが同梱される。
タイトル曲は、きらめくシンセサイザーとフローレンス・ウェルチの多重ヴォーカルで幕を開け、やがて疾走感あふれるドラム・グルーヴと、幾重にも重なる悲鳴や叫びに包まれながら、フローレンスの力強いパフォーマンスへと展開していく。その中で彼女はこう歌っている。
Here I don’t have to quiet
Here I don’t have to be kind
Extraordinary and normal all at the same time
But look at me run myself ragged
Blood on the stage
But how can I leave you when you’re screaming my name?
Screaming my name
ここでは黙っている必要なんてない
ここでは優しく振る舞う必要もない
非凡さと平凡さが同時に存在する場所
それでも私は自分がボロボロになるまで追い込んでいる
ステージに血を流しながら
でもあなたが私の名前を叫んでいるのに、どうしてあなたを置いていけるだろう?
私の名前を叫んでいる
フローレンス・ウェルチは過去2年間を、親しい仲間たちと共にこのアルバムの作詞・作曲・プロデュースに費やしてきた。そんな仲間のひとりであるアイドルズのマーク・ボーウェンは、フローレンス、ミツキと共作した「Everybody Scream」のビデオに、アーロン・デスナー、ミツキと共に出演している。
2022年の大ヒット作『Dance Fever』に伴うツアー中に命に関わるほどの緊急手術を受けた後、フローレンスは身体の限界を感じながら“癒し”の意味を探求する中で、スピリチュアルな神秘主義、魔術、フォーク・ホラーの道へと導かれていった。このアルバムは、女性性、パートナーシップ、老い、死といったテーマを辿り、日常の中に潜む陰鬱な側面を浮き彫りにしている。
Written By Will Schube
フローレンス・アンド・ザ・マシーン『Everybody Scream』
2025年10月31日発売
フィジカル形態 / iTunes Stores / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
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