偉大なショパン弾き、ラファウ・ブレハッチの新作《マズルカ集 第1巻》 発売

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©Stefan_Hoederath

“ショパンの生まれ変わり”とも称されるピアニスト、ラファウ・ブレハッチ。そのブレハッチが満を持して録音した、ショパン《マズルカ》作品6、17、24、41、50、56、63を収めたアルバム『ショパン:マズルカ集 第1巻』 のCDが日本限定で発売された。

ポーランド出身のピアニスト、ブレハッチは、20年前のワルシャワ国際ショパン・ピアノ・コンクールにおいて、ポーランド放送賞〈マズルカ最優秀演奏賞〉、ポーランド・ショパン協会賞〈最優秀演奏賞〉、ワルシャワ・フィルハーモニー賞〈最優秀協奏曲演奏賞〉、さらにクリスチャン・ツィメルマンが設立した〈最優秀ソナタ演奏賞〉を含むすべての特別賞を受賞し、「特別賞を総なめ」にするという快挙を成し遂げた。その圧倒的な演奏は審査員の満場一致を呼び、第2位該当者なしという、同コンクール史に残る優勝として語り継がれている。 

その後も彼は、同郷の作曲家フレデリック・ショパンの音楽と生涯にわたって深く向き合い、数多くのライヴを通じてとりわけマズルカの解釈を磨き上げてきた。そして今、その長年の探究の成果が、ついにスタジオ録音として結実し、アルバムとしてリリースされた。

Foto: Stefan Höderath

第1巻には、全25曲のマズルカが収録されており、ブレハッチは次のように語っている。 「この25の傑作の中で、私は憂愁や悲しみから、希望や喜びに至るまで、自分自身の感情も表現できると感じています。そして、ショパンの音楽に私が見出す誠実さ、自然さ、真実味が、世界中の多くの聴き手の心に触れると信じています」 

 マズルカは3/4拍子のポーランド民俗舞曲で、18世紀以降ヨーロッパ各地の宮廷で人気を博した。やがてパリやロンドンなど主要都市のサロンでも流行し、さらにショパンがこのジャンルを新たな高みに押し上げた。幼い頃からマズルカを作曲していたショパンは、成熟期に残した高度に洗練された小品によって、このジャンルを音楽史における特別な存在へと昇華させた。

ラファウ・ブレハッチは、1月23日の名古屋公演を皮切りに来日ツアーをスタートさせたばかり。日本各地でショパンをはじめ、ベートーヴェンやシューベルトの名曲を披露する予定だ。 


■リリース情報

ラファウ・ブレハッチ『ショパン:マズルカ集 第1巻』
2026年1月21日 (水)
CD iTunes Amazon Music Apple Music / Spotify


■公演情報

2026年1月23日(金) 愛知県芸術劇場コンサートホール
2026年1月25日(日) 所沢市文化センター ミューズ アークホール
2026年1月26日(月) ミューザ川崎シンフォニーホール
2026年1月28日(水) 札幌コンサートホール Kitara
2026年1月29日(木) 東京芸術劇場 コンサートホール
2026年1月31日(土) 住友生命いずみホール
2026年21日(火) 米子コンベンションセンター 多目的ホール
2026年2月3日(火) サントリーホール
詳細はこちら


■プロフィール

Foto: Stefan Höderath

1985年6月30日、ポーランドの首都ワルシャワの北西250キロにあるビドゴシチ市の、さらに西方30キロに位置するナクウォ・ナデ・ノテション生まれ。6歳から地元の音楽教室でピアノを習い始める。7歳でビドゴシチ市のアルトゥール・ルービンシュタイン音楽学校で学ぶ。その後ビドゴシチ市のナワヴェジスキ音楽大学に進み、カタリーナ・ボボヴァ=ズィドロン教授に師事。 

主な受賞歴は、1999年青少年のためのポーランド・ショパン・コンクール第2位。2002年アルトゥール・ルービンシュタイン国際青少年ピアノ・コンクール第2位、2003年浜松国際ピアノ・コンクール1位なしの2位。2004年モロッコ国際ピアノ・コンクール優勝。2005年、第15回フレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクール優勝と副賞を全て受賞するという快挙を成し遂げた。(同年2位は該当者なし)  

ショパン・コンクール優勝以来、ヨーロッパ主要都市やアジアでのリサイタルやコンサートに出演している。 

「第一次審査でもう優勝候補がいた。それはラファウ・ブレハッチだ。コンクール出場者には技巧派はたくさんいるが、それ以外にショパンに対する正しいアプローチが必要だ。ラファウはそれを持っていた」(アンジェイ・ヤシンスキ審査委員長) 

「一生の中で聴く機会のあったアーティストの中で、1、2を争う」(コンクール審査員、ピアニスト ジョン・オコーナー) 

 「ショパンは彼にぴったりだ。クリスチャン・ツィメルマンのように、彼はこの音楽を驚くべき自然さで表現する。ラインのコントロール、フレーズの崇高さ、てらいなくメロディを徐々に収める才能、これらの全てが彼を特別なものにしている」(イギリス評論家、ジュリアン・サイクス) 


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