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テヤナ・テイラー、約5年ぶりの新作『Escape Room』からのリード曲を公開
R&Bシンガー、俳優など多才なエンターテイナーとして活躍するテヤナ・テイラー(Teyana Taylor)が、2025年8月発売予定の5年ぶりとなるニュー・アルバム『Escape Room』からのリード・シングル「Long Time」をリリースした。同曲のミュージック・ビデオも同時公開されている。
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『Escape Room』は、2020年の『The Album』に続く作品となる。前作『The Album』はPitchforkから「クラシックR&Bの文脈を再構築した作品。彼女がパブリック・イメージとして磨き上げてきた強烈なペルソナを体現している」と評された。
テヤナは先週、レイキース・スタンフィールドやアーロン・ピエールと共演した、ニュー・アルバム『Escape Room』に付随する短編映画の予告編を公開し、アルバムのリリースを予告。彼女が設立した女性だけの制作会社“The Aunties”と共同で脚本・監督・プロデュースを手がけ、アルバムの世界観を視覚化したこのショート・フィルムは、“荒廃した未来世界を舞台にした、ミステリアスなノワール風ロマンススリラー”で、新曲「Long Time」と同様に、さまざまな心の痛みが生み出す闇から癒しという光へと向かう旅路が描かれている。
物語は、テヤナとレイキース・スタンフィールドが結婚の誓いを交わす場面から始まり、その後脱出ルームのシナリオを彷彿とさせるダークなシナリオへ展開していく。最終的に、彼女はアーロン・ピエールと結ばれるのだが、その情熱的なシーンは実生活でのアーロンとのロマンスの噂を煽るものとなっている。劇中のナレーションで彼女はこう語る。
「つらいのはあなたを失うことではなく、私が置き去りにした、あの頃の自分自身を失うこと」
俳優としての活動
彼女の音楽活動への復帰は、過去5年間にわたる俳優業での成功に続くものだ。テヤナが出演予定の今後の話題作には、6月6日からNetflixで配信されたタイラー・ペリー監督による映画『ストロー: 絶望の淵で』、今年後半には、ポール・トーマス・アンダーソンが監督を務め、レオナルド・ディカプリオ、ベニチオ・デル・トロ、ショーン・ペンらと共演する劇場長編映画『One Battle After Another』がある。
さらに、来年1月にNetflixで配信予定の映画『Rip/リップ』では、マット・デイモン、ベン・アフレックと共演し、今秋からディズニープラスのスターで独占配信予定のライアン・マーフィー製作総指揮・脚本・監督によるリーガル・ドラマ『オール・イズ・フェア 女神たちの法廷』では、キム・カーダシアン、ナオミ・ワッツ、グレン・クローズ、サラ・ポールソンらと共演している。
Written By Sam Armstrong
テヤナ・テイラー「Long Time」
2025年6月4日配信
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