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クリーム「White Room」解説:ジャック・ブルースの歌声を象徴する名曲

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Cover: Courtesy of Polydor

クリーム(Cream)の楽曲からジャック・ブルースのヴォーカルを象徴する1曲を選ぶとすれば、間違いなく「White Room」だろう。ジンジャー・ベイカーが自ら考案したと語る、あの独特なイントロに続いて、ブルースの歌声が入ってくる瞬間には、格別な魅力がある。さらに、ベイカーによる完璧なドラム・パターン、エリック・クラプトンの見事なワウワウ・ギターと鳴り響くコード、そしてアウトロを飾る鮮烈なソロが加わる。そこにあるのは、まさにクリームそのもののサウンドだ。

この曲は、当時バタード・オーナメンツを率い、イギリス屈指のビート詩人としても確かな評価を得ていたピート・ブラウンと、ジャック・ブルースの共作だ。レコーディングは主にニューヨークのアトランティック・スタジオで行われ、1968年夏に発売された『Wheels Of Fire(クリームの素晴らしき世界)』のスタジオ録音パートに収録された。

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1968年9月末、シングルとしてリリースされた「White Room」は、10月5日付の全米シングル・チャート(Billboard Hot 100)で58位に初登場し、同週の新規ランクイン曲として最高位を記録した。さらに、11月9日付のチャートでは6位まで上昇し、5位を記録した「Sunshine of Your Love」にあと一歩まで迫るヒットとなった。

「White Room」はオーストラリアで1位を獲得し、ニュージーランドとカナダでは2位を記録。一方、イギリスでは28位にとどまったが、これは当時の英国のロック/ブルース・ファンがシングルよりアルバムを買う傾向を強めていたことを反映していたのかもしれない。シングルは次第にアルバムを宣伝するための手段として見なされるようになっていた。アメリカではAMラジオ局向けに短く編集されたヴァージョンが配られた一方、FM局では『Wheels Of Fire』に収録された約5分のフル・ヴァージョンがオンエアされた。

クリームが1968年10月に行ったアメリカ・ツアーでは、「White Room」が毎晩演奏された。その場に居合わせた人はもちろん、現存するさまざまなライヴ録音を聴いた人なら、この曲がステージでどれほど強烈な力を発揮したかを実感できるはずだ。

Written By Richard Havers


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