デレク・アンド・ザ・ドミノス「Layla / いとしのレイラ」は当初売れなかった

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デレク・アンド・ザ・ドミノスの「Layla(いとしのレイラ)」に纏わるストーリーには意外な事実があった。ロック史上最も素晴らしいラヴ・ソングのひとつとして知られるこの傑出したシングル、そしてこの曲を収録したアルバム『Layla and Other Assorted Love Songs』共に、初めてリリースされた当初は全く売れなかったのだ。

1970年11月9日にアルバムがリリースされ、11月21日に初めて全米チャートに195位にランクインした後は、おそらく多くの人々の予想を下回る最高16位に終わった。イギリスでは、今作が初めてリリースされた当時はチャート入りすることなく終わり、2011年に再発された時に初めて68位でチャート入りを果たしている。

イギリスのメロディ・メイカー誌の当時のアルバム・レビューでは、「デレク・アンド・ザ・ドミノスをクリームだと思って聴こうとすれば、失望するに違いない」と、どこか賞賛することを躊躇っている。

ところが時が経つにつれ、今作は次第に人気を獲得し、現在ではエリック・クラプトンの最高傑作と称える者も多い。アルバム『Layla and Other Assorted Love Songs』は遂にはグラミーの殿堂入りを果たし、ローリング・ストーンが選ぶグレイテスト・アルバム500で117位にランクインした。

では、シングル「Layla」はどうだろう?

アメリカではエディットされた7インチ・シングル盤が1971年3月にリリースされ、51位にチャートイン。一方でアルバムからのリード・シングルとなった「Bell Bottom Blues」は91位に終わっている。その一年後に、「Layla」のロング・ヴァージョンがアメリカでリリースされると、1972年5月13日の全米シングル・チャートで92位にランクインし、8月の初めには10位まで到達した。イギリスでは1972年の8月1日になって、ようやく3分に満たないショート・ヴァージョンがリリースされた。1972年の初リリース当時は7位を記録し、その10年後となる1982年3月6日には4位に再浮上した。

メロディ・メイカー雑誌による楽曲「Layla」のレビューがこちらだ。

「もぐり酒場の常連の同僚たちが、この曲は過去1番のお気に入りだと言う。疑う余地もない。発売から2年が経つが、エリック・クラプトンとデュアン・オールマンの間で交わされる猛烈なギター演奏が聴けるベスト・レコードであり続ける。そしてエリックが少しずつシーンに戻りつつあることを感じさせる。この曲がラジオでオンエアされれば、ヒットになることは間違いない。その成功が、私たちには彼が必要なのだと言うことを彼にわからせるきっかけになって欲しいものだ」

Written By Richard Havers



デレク・アンド・ザ・ドミノス
『Layla and Other Assorted Love Songs』

  



 

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