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シャナイア・トゥエインの名曲10選:ポップ・カントリーの女王

シャナイア・トゥエイン(Shania Twain)は2017年に華々しい復活を遂げ、アルバム『Now』がアメリカ、イギリス、オーストラリアなどで1位を獲得した。まるで一度も表舞台を離れていなかったかのようであった、カナダ出身のポップ・カントリーの女王の見事なカムバックを支えたのは、もちろん長年の熱心なファンだけではなく、新たに彼女の音楽に魅了された次世代のファンの存在も大きかった。
そんな新しいファン、あるいは彼女の知識がアンセミックな大ヒット・シングルに限られているという人たちに向けて、今回はシャナイア・トゥエインの膨大なカタログ作品を改めて掘り下げ、まだ知られていないかもしれない彼女の楽曲から、特におすすめしたい10曲を時系列にとらわれず選んでみた。
これまでに発表したすべてのアルバムから楽曲をセレクトし、さらにカントリー界を代表するもう一人の巨匠とのデュエット曲、そして彼女自身のコンサートで披露されたライヴ・パフォーマンスも加えている。
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1. God Ain’t Gonna Getcha For That
とはいえ、まずは原点から始めよう。1993年に発表された、シャナイア・トゥエインのセルフタイトルの、あまり知られていないデビュー・アルバムから、彼女自身が共作した唯一の楽曲を取り上げたい。
「God Ain’t Gonna Getcha For That」は、グラミー賞にもノミネートされた故カントリー・ソングライター、ケント・ロビンスとの共作。ペダル・スティール・ギターの音色に至るまで、このアルバムを特徴づける飾り気のないヴォーカル・スタイルと、純粋なカントリー・サウンドを象徴する一曲だ。
2. Whatever You Do! Don’t!
「Whatever You Do! Don’t!」は、1997年に発表された世界的大ヒット・アルバム『Come On Over』に収録された楽曲だ。アルバムの他の曲と同様、シャナイア・トゥエインと、当時の夫でプロデューサーでもあった“マット”ことロバート・ジョン・“マット”・ランジが共作している。
シンセサイザーによるストリングスと、誰もが口ずさめるようなキャッチーなスタイルを備えたこの曲は、シングルになっていても不思議ではない。しかし、「Man! I Feel Like A Woman!」「You’re Still The One」をはじめ、他にも強力な楽曲がひしめいていたため、シングル候補の競争はあまりにも激しかった。
3. Is There Life After Love
1995年の「Is There Life After Love」は、カントリーの趣を取り入れたシャナイア・トゥエインのバラードの中でも、過小評価されている隠れた名曲だ。ここでもペダル・スティール、ヴァイオリン、そして味わい深いバー・ルーム風のピアノが楽曲を引き立てている。この曲を収録したアルバム『Come On Over』には、ポール・フランクリンとジョン・ヒューイという2人の名高いペダル・スティール奏者がクレジットされている。
4. Amneris’ Letter
続いては1999年へ。さまざまなアーティストが参加したコンセプト・アルバム『Elton John & Tim Rice’s Aida』で、シャナイア・トゥエインが披露した素晴らしいヴォーカル・パフォーマンスに注目したい。
彼女が歌うのは、エルトン・ジョンが作曲、ティム・ライスが作詞を手がけた美しく魅力的なバラード「Amneris’ Letter」。だ。このアルバムには、シャナイアのほかにもスティング、ジャネット・ジャクソン、スパイス・ガールズ、ジェームス・テイラーなど、豪華なアーティストが参加している。
5. Juanita
2002年のアルバム『Up!』は、なんと3種類のカラーバージョンでリリースされた。最もよく知られているのは“ポップ・ヴァージョン”とされる赤版で、緑版にはカントリー・ミックス、そして青版にはインド映画音楽のボリウッド・スタイルを取り入れた楽曲が収録された。その青版から紹介したいのが「Juanita」。シャナイア・トゥエインが東洋的な音楽世界へと踏み込んだ一曲で、彼女の幅広い音楽性を感じさせる仕上がりとなっている。
6. Still Under The Weather
「Still Under The Weather」では、1993年のデビュー・アルバム『Shania Twain』へと再び立ち返る。当時ナッシュヴィルでヒット曲を数多く手がけていたソングライター、スキップ・ユーイング、マイケル・ホワイト、そしてL.E.ホワイトの共作によるこのカントリー・ナンバーで、シャナイアは、失った恋を振り返りながら、物憂げに「I’m still under the weather / but I’m over the storm(今も気分は晴れない。でも嵐は乗り越えた)」と歌い上げている。
7. Leaving Is The Only Way Out
「Leaving Is The Only Way Out」は、8曲ものシングルを生み出したアルバム『The Woman In Me』の収録曲であり、シャナイアがソングライターとして単独で作詞作曲した記念すべき初の楽曲でもある。その才能は、その後のアルバム『Now』で再び取り入れられ、見事な成功を収めることになる。
8. I’m Not In The Mood To Say No
『Up!』の緑版では、赤版では本質的にポップ・ロック・ソングだった「I’m Not In The Mood To Say No」を、新たなカントリー・サウンドへと生まれ変わらせている。この違いは、ミックスによって一つの楽曲がどれほど大きく姿を変えるのかを改めて実感させるものだ。同時に、シャナイア・トゥエインがカントリー・ファンを今なお楽しませることのできるアーティストであることも証明している。
9. Blue Eyes Crying In The Rain
2003年、ウィリー・ネルソンが発表したライヴ・アルバム『Live and Kickin’』には、レイ・チャールズ、ノラ・ジョーンズ、エルヴィス・コステロ、スティーヴン・タイラー、ポール・サイモンら豪華ゲストが名を連ねた。シャナイアもニューヨークのビーコン・シアターでウィリーとステージを共にし、彼の不朽の名曲「Blue Eyes Crying In The Rain」を見事なデュエットで披露している。
10. I Ain’t No Quitter
最後に紹介するのは、シャナイア・トゥエイン自身のライヴ・アルバム、2015年の『Still The One: Live From Vegas』からの一曲だ。ここで彼女は、リラックスした余裕と貫禄を感じさせるヴォーカルで「I Ain’t No Quitter」を披露している。この曲はもともと、2004年に発表されたベスト盤『Greatest Hits』に収録された新曲のひとつだった。
シャナイア・トゥエインのアルバム収録曲の中で、もっと多くの人に知られるべきだと思う楽曲があれば、ぜひ下のコメント欄で教えてほしい。
Written By Paul Sexton
シャナイア・トゥエイン『Greatest Hits』
2004年11月8日発売
CD / iTunes Store / Apple Music / Amazon Music / YouTube Music
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