スティーヴィー・ワンダー20の名言:魂を言葉に宿すソウル・レジェンド

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Photo: Motown/EMI Hayes archives

1950年5月13日に生まれたスティーヴィー・ワンダーは、様々な楽器がずらりと並ぶ恵まれた環境で育ち、若くして才能が開花した盲目の少年として世間の注目を集めた。60年代半ば頃には、モータウン切ってのヒットメイカーとなり、70年代初めまでにはモータウンのスター・システムを振り払い自身で作曲プロデュースを行い『Songs in the Key of Life』『Talking Book』『Fulfillingness’ First Finale』をはじめとするソウルとロック史に残る偉大な作品を世に送り出す準備ができていた。

また、その道すがら、他のアーティスト作品のための作曲やプロデュース、演奏を数多く手掛け、ミニー・リパートン、ポール・マッカートニー、そしてエルトン・ジョンらからの畏敬の念を引き寄せていった。

その目覚ましく多岐に渡る想像力から放たれる彼の発言に人々は耳を傾け、政治的舞台においても、“マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの日”に制定にあたり、彼の影響力はきわめて重要だった。

この記事で挙げる「スティーヴィー・ワンダー20の発言」は、機知に富び、繊細で、同士への愛と思いやりに溢れるスティーヴィー・ワンダーという人物の美しい精神のサンプルのひとかけらにすぎない。

スティーヴィー・ワンダーのプレイリストを聴きながら、「スティーヴィー・ワンダー20の発言」をご覧あれ。

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1.「(小さい頃)母がいつも泣いていたのが嫌だった。彼女は自らが犯してしまった何かについて神様が息子に罰を与えたのだと思っていた。だから僕は母に“盲目でよかったよ”と伝えた。彼女はそれから気が楽になったと思うんだ」

2.「13歳で大スターになったことを悟った。オーケー、それはいいとして、僕はそれでもアニメ“珍犬ハックル”が観たいんだ」

3.「13歳以上の人はみんな僕の親だった。ダイアナ・ロスは僕の母親、マーヴェレッツもみんなそう、コントゥアーズだって…“今はおやつはダメよ、勉強しなさい、あれしなさい”ってな風にね」

4.「ソウルというものは、人が泣いたり、笑ったりするある特有の感情と深く関係させる。その感情がリアルであればどんな歌でもいいんだ」

5.「ある日スモーキー・ロビンソンから電話があって、彼は僕にこう言った。“君の音のセンスが気に入らない。とてもくだらないと思うよ”。僕はこう答えたよ。“あなたや他の誰がどう思うかなんてどうだっていい”」

6.「盲目であることが不利だなんて思ったことはない。黒人であることを不利だなんて思ったことはない」

7.「ここが合衆国であるならば、ここに暮らす民も合衆(Unite)すべきだ」

8.「トランプに投票しろなんて、僕に車を運転しろって言ってるようなものだ」

9.「飛行機を操縦したことはあるよ。セスナ機が何かでシカゴからニューヨークまで飛んだ。みんなすごく怖がっていた」

10.「とにかくこの世のものとは思えないものが大好きさ」

11.「僕は根っからの一夫多妻主義だから、僕の魂は多くの女性と結婚していて、僕の愛はみんなのものなんだ」

12.「自分には何もないと気づいた時、自分の考えを理解してもらっていることに感謝し始めるんだ、そしてとても気が楽になる」

13.「僕は普通の人間ではない。それはずっと変わらない」

14.「人が赤とか青、緑、黒、白、黄色、オレンジ、紫って言うとある感情がわき起こる。紫は僕にとってクレイジーな色なんだ」

15.「モーグは僕の心に宿るものをそのまま表現するための手段だ」

16.「キング牧師の教えと偉業は、僕や世界中の人々を平和へと導いてくれた」

17.「僕たちは、自分の子供達が人種差別や偏狭、いかなる偏見をも経験しなくていいように、彼らの将来を守らなければならない」

18.「僕は、世界の女性たちがこう言うことを願っている。“よく聞いて、戦争や破壊の精神から抜け出すまでは愛は与えられないわ”」

19.「私たちの夢を“恐怖心”に邪魔させないのは素晴らしいこと」

20.「なあ、そろそろ現実に気づかないと」

Written By Ian McCann



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