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リチャード&リンダ・トンプソン名義の初のアルバム『I Want To See The Bright Lights Tonight』

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Richard Thompson

1960~70年代のイギリスでは、最先端のフォーク・ロック・ミュージシャンが数多くの名盤を発表した。近頃そうした作品が再び人気を集めているのは喜ばしいことだ。とはいえ今回紹介するエピソードは、最近ファンになった人にしてみればショッキングな話に聞こえるかもしれない。あの偉大なデュオ、リチャード&リンダ・トンプソンは全英チャートに一度も登場したことがないのだ。

リチャード&リンダ・トンプソン名義で出た最初のアルバム『I Want To See The Bright Lights Tonight』(1974年4月30日発売)は、最近になってようやく正当な評価を受けるようになった。2003年、ローリング・ストーン誌は評論家やアーティストの投票に基づいた「オールタイム・ベスト・アルバム500」を発表。その中でこのアルバムは、ザ・ビートルズの『Help!』のひとつ下にランクインしている。また2014年7月には、ユニバーサル・ミュージック・カタログの「Back 2 Black」シリーズの一環として、オリジナル盤と同じLPフォーマットで再発されている。

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このアルバムは、リチャード&リンダのさまざまな側面が楽しめるすばらしい作品だった。リチャードは見事なまでに軽快で独創的なギター演奏を披露し(「When I Get To The Border」)、個性的なヴォーカルも聴かせてくれる(「The Calvary Cross」や不吉な「The End Of The Rainbow」など)。さらには当時の妻リンダ(旧姓ピーターズ)も、透き通るような美声を響かせている(「Has He Got A Friend For Me」「Withered & Died」)。収録曲のひとつ「Bright Lights」は当時シングル化され、当然チャート入りするものと思われていた。しかしラジオではかなり流れたものの、それはレコードの売り上げにはつながらなかった。

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このアルバムは、発売のほぼ1年前、1973年5月にロンドンで録音されている。アルバムが発表された直後に、リチャードはNMEのインタビューを受けた。このアルバムには厭世観が立ちこめているのでは……という質問に対し、彼はこう答えている。

「これは少し憂鬱なレコードだけど、それは偶然そうなったんだ。バランスを取ろうとはしたけど、明らかにどこかで何かがうまくいかなかった……。このアルバムにはスローな曲がたくさん入ってる。でもそれは悪いことじゃないと思う。それでも楽しめるアルバムだし、ここには楽天的な曲もいくつか入ってる。僕らは陰気なバンドじゃないんだよ。ただ、自分たちの経験のある側面を表現しようとしてるだけなんだ」。

 リチャード&リンダは、アルバムやライヴが評論家から非常に高く評価されていた。このデュオは、それを大ヒットにはつなげることができなかったのかもしれない。しかし「Bright Lights」は、ブリティッシュ・フォーク・ロックの王冠に填め込まれた本物の宝石として、今も輝きを失っていない。

Written By Paul Sexton


Richard Thompson

リチャード&リンダ・トンプソン『I Want To See The Bright Lights Tonight』

  


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