最も人気のあるハンク・ウィリアムスの曲はB面だった「I’m So Lonesome I Could Cry(邦題: 泣きたいほどの淋しさだ)」

Published on

たとえそれがB面の曲だったとしても、その曲はハンク・ウィリアムスの伝説を定義する名曲だ。それを証明するかのように今までにジョニー・キャッシュからエルヴィス・プレスリー、ディーン・マーティン、デル・シャノン、ロイ・オービソン、リトル・リチャードまで、数多くの有名アーティストによってカヴァーされてきている。その曲とは、1949年8月30日オハイオ州シンシナティのスタジオで、ハンク・ウィリアムスがレコーディングしていた「I’m So Lonesome I Could Cry(邦題: 泣きたいほどの淋しさだ)」だ。

間違いなく、カントリー・ミュージックの中でも、最も報われない恋の傷心を歌った曲のひとつに入る「I’m So Lonesome I Could Cry」はハンク・ウィリアムスが妻オードリー・シェパードとこじれた関係の時に作られた曲だった。26歳の誕生日を迎えようとしていた夏の終わり、ハンク・ウィリアムスはハルツォク・スタジオでその曲をレコーディングした。

「Move It On Over」と「I’m A Long Gone Daddy」、そして1949年初頭の大ヒット曲「Lovesick Blues」で、すでに世間に認められたカントリー・ミュージックのスターとなったハンク・ウィリアムスは、その形式で次々とトップ10ヒット曲を生み出した。その年、少なくとも6曲ものカントリー・ヒット曲を生み出し、そのうちの2曲はB面もチャート入りし、シングルの両面が成功する結果になった。

しかし1949年11月、その年の彼の最後のシングル・リリースに、MGMレコードは「I’m So Lonesome I Could Cry」は単なるB面ソングであり、明らかによりアップテンポでラジオ向けな「My Bucket’s Got A Hole In It」の脇役にすぎないと決めてしまった。全米カントリーチャートのストア・ベストセラーの2位まで上昇したA面はもちろん大成功となった。

しかし「I’m So Lonesome I Could Cry」は一度もチャート入りしなかった曲とはいえ、最も人気のあるハンク・ウィリアムスのレパートリーの1曲、そして彼の余りにも短かったキャリアに最も密接に関連する曲のひとつとなった。文字どおり、1950年初頭のフォギー・マウンテン・ボーイズを筆頭に、何百というその曲のカヴァーがレコーディングされてきた。カヴァー曲はエヴァリー・ブラザーズからアル・グリーン、タウンズ・バン・ザントからヨ・ラ・テンゴと多岐にわたる様々なスタイルに展開されている。

Written by Paul Sexton


ハンク・ウィリアムズ『ジャンバラヤ~ハンク・ウィリアムズ・ベスト』

   

カントリー・ミュージック界の伝説の巨人、ハンク・ウィリアムスの決定版ベスト。「ジャンバラヤ」「ヘイ、グッド・ルッキン」「ラヴシック・ブルース」他の代表曲を収録。



歌謡 ポピュラー クラシック、 演歌 民謡 ジャズ ラテン、ムード シャンソン ハワイアン、 タンゴに 唱歌に 吹奏楽…あの日 あの時 流れてた、 いい曲だけを詰め込んで、これがベストの決定版、 お値打ち価格で勢揃い!

★全150タイトル、各税抜¥1,200!
★世界No.1レコード会社=ユニバーサル ミュージックが誇る音源から厳選した、ベスト中のベスト選曲!
★全タイトル歌詞付!(但しインストゥルメンタル作品を除く)
★“3枚 でもれなくもらえる もう1枚!” キャンペーン実施!
シリーズ商品3枚をご購入いただいたお客様に、CDもう1枚もれなくプレゼント!
応募締切:2018年3月31日

特設サイト:http://universal-music.co.jp/international/teiban1200/

 

Share this story

Don't Miss

{"vars":{"account":"UA-90870517-1"},"triggers":{"trackPageview":{"on":"visible","request":"pageview"}}}
モバイルバージョンを終了