ベスト・クリスマス・ポップス・ベスト10:現代のアーティストよるこの季節にぴったりな楽曲

Published on

Photo: Mark Ashman/Disney Parks via Getty Images

クリスマス・ソングの名曲に魅力を感じない人はいないだろう。毎年、夜が長くなり、お店が騒がしくなると、私たちみんなが一緒に育った曲が、また突然、私たちの生活のサウンドトラックになる。スレイドの「Merry Xmas Everybody」で祖父母が生きているのを思い出したり、ワム!のお涙頂戴「Last Christmas」でヤドリギの下で初めてロマンチックなことをしたりと、もちろんそれはノスタルジアで満たされた楽しみでもある。

そういった今や定番となったクリスマス・ソング以外にも、現代の多くのポップ・アーティストがクリスマスのための楽曲へ新鮮な解釈を求め、親しみやすい楽曲を生み出している。そんな数多い楽曲の中からベストな楽曲10選をご紹介しよう。

<関連記事>
【全曲動画付】ベスト・クリスマス・ソング50曲
【全曲動画付】定番曲では物足りない人向け!カッコイイ・クリスマス・ソング20選
【全曲試聴付】最高のクリスマス映画を彩るサントラ・ベスト25


1. アリアナ・グランデ「Santa Tell Me」

2014年に発表されたこのクリスマス・ソングは、2013年に発売されたEP『Christmas Kisses』に収録された一連のクリスマス楽曲を見事に補完しているオリジナル・ソングと言えるだろう(日本盤の『Christmas Kisses』にはボーナストラックとして収録)。

モータウンにインスパイアされたこのミッドテンポの曲は、A Very Grammy Christmasコンサートとテレビ特番で初披露され、キュートなプロモーション・ビデオも話題となり、本格的なストリーミングの時代となってからは必ず年末にはチャートを駆け上げる楽曲となっている。

2. ジャスティン・ビーバー「Mistletoe」

ほとんどのメジャー・スターが、クリスマス・アルバムに取り組んでいるが、ジャスティン・ビーバーは若干17歳という若さでアルバム『Under the Mistletoe』を発売した。そのアルバムのリード・シングルで、2011年のほぼすべてのチャートを賑わせ、今日までダウンロードとストリーミング数を伸ばし続けているのがこの「Mistletoe」だ。

カナダのバンド、マジック!(MAGIC!)のナスリ・アトウェ、そしてアダム・メッセンジャーと一緒に書いたこの曲は、アメリカとジャスティンの母国カナダの両方でマルチプラチナムに認定されている。

3. マライヤ・キャリー「All I Want For Christmas Is You」

ハンソンやクリフ・リチャードのように、クリスマスが大好きなアーティストがクリスマス・コレクションを何枚もリリースすることはあるが、同じ曲を2度レコーディングすることはめったにない。

しかし、マライアは違うことをするのが好きで、2010年に2枚目のクリスマス・アルバム『Merry Christmas II You』のために、1994年の自身の名曲「All I Want For Christmas Is You」を再録した。

この曲は史上最高のクリスマス・ポップスのひとつであるだけでなく、史上最も売れたシングルのひとつでもある。ラジオ局のプレイリストからオリジナルを取り除くには至っていないが、新しいヴォーカルとより強化されたプロダクションにより、元々特別だったものをうまく更新している。

4. ポール・マッカートニー、ジミー・ファロン、ザ・ルーツ「Wonderful Christmastime」

オールスターキャストを揃えるなら、トークショーの司会者であるジミー・ファロンが最適な一人だろう。彼は、ポール・マッカートニーの1979年のクリスマス曲をカバーするとを決めた時、俳優のリース・ウィザースプーンやスカーレット・ヨハンソン、トリー・ケリーといった映画『シング』のキャスト、そして番組のハウスバンド、ザ・ルーツと一緒に、クリスマス・ソングの定番曲を、ポール本人とともに軽快に歌いこなした。

5. マイケル・ブーブレ&アン・マリー「Baby, It’s Cold Outside」

カントリー界の伝説的存在であるアン・マレーは2008年に発売したクリスマス・アルバム『Anne Murray’s Christmas Album』に2人のカナダ人アーティストを起用した。そのうちの一人、ダイアナ・クラールが「Have Yourself A Merry Little Christmas」を、そしてマイケル・ブーブレがこの名曲「Baby, It’s Cold Outside」を歌っている。

「Baby, It’s Cold Outside」は元々は1944年に作られた曲で、マイケル・ブーブレはイディナ・メンゼルのアルバム『Holiday Wishes』にもゲスト参加し、この曲のデュエットを披露している。

6. シーア「Santa’s Coming For Us」

シーアが2017年に発売したクリスマス・アルバム『Everyday Is Christmas』のシングルに選ばれた「Santa’s Coming For Us」は、リリース時にチャートインした数少ない現代のクリスマス曲となった。

この曲をサポートするミュージック・ビデオにシーアの姿はないが、クリステン・ベルがレトロなスタイルの祝祭のハウス・パーティーのホスト役として登場している。

7. エリー・ゴールディング「O Holy Night」

スターとして大成功を収めたエリー・ゴールディングが2015年にファンへの贈り物として録音したこの曲は、1847年から続く伝統的なクリスマス・ソングをエリーの歌声に完璧にマッチさせている。

数年後に遅ればせながらクリスマス・プレイリストにピックアップされはじめ、今では祝祭のプレイリストに定期的に選ばれている。

8. グウェン・ステファニー「Santa Baby」

グウェン・ステファニーのクリスマス・アルバムにこの生意気な楽曲が収録されても、誰も驚かなかっただろう。アメリカのオーディション番組『The Voice』の審査員としての成功を受けてリリースされた「You Make It Feel Like Christmas」は大ヒットを記録した。

「Santa Baby」は、故アーサ・キットが最初に有名にし、後にマドンナが1987年の「A Very Special Christmas」でもカバーしている。

9. トレイン「Shake Up Christmas」

サンフランシスコ出身の3人組のロックバンド、トレインによる2010年の大ヒットアルバム『Save Me, San Francisco』デラックス・エディションに収録されたこのロックなクリスマス・ソングは、5年後には『Christmas In Tahoe』でも再録された。

この楽曲はライブ映像もあり、アメリカやヨーロッパではシングル・チャートにランクインしている。

10. カラム・スコット「It’s Beginning To Look A Lot Like Christmas」

メレディス・ウィルソンによる1951年の名曲を英人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』出身の新星がアレンジしたこの音源は、2017年のコンピレーション・アルバム『Holiday Rules Volume Two』に収録された。

この曲はハリー・コニック・ジュニアやジョニー・マティスなど、長年にわたって多くのアーティストが録音してきている。

Written By Mark Elliott



最高のクリスマス・ソングをApple MusicSpotifyで聴く

Share this story

Don't Miss

{"vars":{"account":"UA-90870517-1"},"triggers":{"trackPageview":{"on":"visible","request":"pageview"}}}
モバイルバージョンを終了