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ビートルズやストーンズも好んでカバーしたチャック・ベリーの「Carol」

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1958年5月2日、チャック・ベリーはサウス・ミシガン・アヴェニュー2120番地にあるチェス・レーベルのスタジオに入った。そしてジョニー・ジョンソン(ピアノ)、G・スミス(ベース)、エディ・ハーディ(ドラムス)と一緒に5つの曲を録音した。そのうちのひとつ「Hey Pedro」はシングルB面の曲になった。そのシングルのA面に入っていたのが、やはり同じ日に吹き込まれた曲、「Carol」だった。これは、チャックが作った数ある曲の中でも飛び抜けて魅力的な曲のひとつだ。

このシングルは、両面ともチャックが作曲した曲だった。これは録音の3カ月後に”Chess 1700″というレコード番号で発売された。そして9月15日にはビルボード誌のR&Bチャートでチャックにとって12度目のランク入りを果たし、数週間後には最高9位に到達。またポップ・チャートでも好成績を挙げ、最高18位を記録している。

Carol

この「Carol」は海の向こうのイギリスではヒットしなかったが、1960年代初期のさまざまなブリティッシュ・ビート・グループに多大なる影響を与えた。たくさんの若いバンドがこれをレパートリーに入れ、イギリス各地のライヴハウスやパブで演奏していったのである。たとえばビートルズは、1963年7月2日のBBCのラジオ番組『ポップ・ゴー・ザ・ビートルズ』でこの曲を演奏している。その音源は、のちに『Beatles At the BBC』に収録された。

ジョン・レノンはこう語っている。「最初のギターを手に入れたとき、”Johnny B. Goode”や”Carol”のソロは弾けるようになったけど、”Blue Suede Shoes”のソロは弾けなかった。あのころはチャック・ベリー、スコッティ・ムーア、カール・パーキンスにすごく影響を受けてたよ」。

また、ローリング・ストーンズ(特にキース・リチャーズ)もチャックの大ファンだった。ストーンズは、1964年1月初旬にロンドンのデンマーク・ストリートにあるリージェント・サウンド・スタジオで「Carol」をカヴァー録音している。そのヴァージョンは、同じ年の4月に発売されたデビュー・アルバムに収録された。この曲はストーンズのお気に入り曲だったため、ライヴでは長年に亘って採り上げられている。特に記憶に残るのは1969年後期のアメリカ・ツアーでの演奏だろう。そのときの音源は、ライヴ・アルバム『Get Yer Ya-Ya’s Out』に収められている。

By Richard Havers


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チャック・ベリー『Chuck Berry Is On Top』

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