ビーチ・ボーイズが復活したアルバム『Surf’s Up』のハイライト「Long Promised Road」

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1971年10月30日、ある楽曲がシングル・チャートに初登場した。その曲とは、ビーチ・ボーイズの伝説的なキャリアの中で新たな代表作となるアルバムの収録曲である。8月の終わりにリリースされたグループの17作目のアルバム『Surf’s Up』は、一部では彼らにとって数年のうちで最高の評価を受けた。ローリング・ストーン誌は「驚異的なカム・バック」と評し、メロディ・メーカー誌は彼らが「時代に合った復活」を遂げたとした。

『Surf’s Up』ではデニス以外のメンバー全員が作曲にクレジットされており、ジャック・ライリーとカール・ウィルソンの作でカール・ウィルソン自身がリード・ヴォーカルをとった「Long Promised Road」がひとつのハイライトになっている。同アルバムで特に印象深いのは、ブライアン・ウィルソンとヴァン・ダイク・パークスとのコラボレーションによって生まれたタイトル・トラック「Surf’s Up」と、ブライアン・ウィルソンがひとりで手掛けた「Til I Die」だろう。一方で、新マネージャーにジャック・ライリーを迎えていた彼らは、才能あるソングライターを多く擁するグループとしての魅力を前面に打ち出していた。

この曲は1971年5月、アルバムに先駆けてシングル・カットされたが、当初はアメリカのシングル・チャートに入らなかった。それでも『Surf’s Up』がリリースされ好評を得ると、同アルバムが最高位29位となった週にシングル・チャートの93位に浮上している。「Long Promised Road」の最高位は結局89位に留まったが、ビーチ・ボーイズは批評家筋からの高い評価と信頼を取り戻したのだった。

Written by Paul Sexton



ビーチ・ボーイズ『Surf’s Up』

     

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