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「School’s Out / 学校は終わり!」の喜びを歌ったプレイリスト

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「Here comes summer / 夏がやってくる」1959年、太陽が照りつけ始めた頃に鋭い目をしたジェリー・ケラーはそう歌っている。「School is out, oh happy day / 学校は終わり、ゴキゲンだよ」約60年たった今、そんな言葉にぴったりの夏が訪れた。学期は終わり、学生は勉強を忘れて街に繰り出している。この数週間だけのものか一生モノになるかはわからないが、uDiscoverではこの度、夏休みのプレイリストを作成した。

学期の終わりについて歌うのは何もポップ・ミュージックだけではない。プレイリストの中で最も古いのは1920年代のブルース・シンガー、ベイビー・ボニーがリリースした「Leaving School Blues」で、ルイ・アームストロングが戦後に「You Don’t Learn That In School」を発表するのはそのはるか後である。

School Day

その後ロックン・ロールの時代が訪れ、史上最高の作詞家といえるチャック・ベリーが10代の苦悩や反抗を歌っている。彼は学期ではなく、その日の学校が終わることの喜びを表現した。後にビーチ・ボーイズが同曲「School Day (Ring Ring Goes The Bell)」をカヴァーしているが、ベリー自身は「Vacation Time」や「Oh Baby Doll」などでも同じ題材を取り上げている。

ビーチ・ボーイズについていえば、プレイリストには「Graduation Day」の彼らによるカヴァーと、彼らに影響を与えたフォー・フレッシュメンのオリジナル・ヴァージョンが入っている。他にも、ジェリー・ケラーやクリフ・リチャードの全英1位シングルを選曲した。クリフは「あと1、2週間は仕事もなしだ」と賢そうに歌ってみせる。

Summer Holiday

その他に特筆すべきところでは、アリス・クーパーによる1972年の名曲「School’s Out」と、それをカヴァーしたセンセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンドとハリウッド・ヴァンパイアーズのヴァージョンもプレイリストに加えている。また、学生時代をテーマにしたキンクスの1975年作『不良少年のメロディ〜愛の鞭への傾向と対策(Schoolboys In Disgrace)』の表題曲、クイーンがヴォーカルにポール・ロジャースを迎えて制作した『Cosmos Rock』から「Surf’s Up…School’s Out!」も入っている。是非ご一聴を。

Written By Paul Sexton

♪ プレイリスト『School’s Out


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