TikTokやネットで話題の過去の名曲とその理由Vol.5:スザンヌ・ヴェガ、ドレイク等

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Suzanne Vega Photo: Ian Dickson/Redferns

バイラルヒットとなって、チャートを制覇するというTikTokトレンドへの道は、もはや最新の楽曲だけに限ったことではない。昨今の音楽業界では、TikTokなどのソーシャルメディアやサウンドトラック、CMへの起用、そして時には偶然の賜物として、ポップカルチャーに再登場した過去の名曲への関心が高まっている。

この記事では、今、再びトレンドになっている過去の名曲とその理由を紹介しよう。

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スザンヌ・ヴェガ「Tom’s Diner」

スザンヌ・ヴェガ (Suzanne Vega)の名曲「Tom’s Diner」のインスピレーションは、90年代の米人気コメディ・ドラマ『となりのサインフェルド』にも頻繁に登場したNYアッパー・ウエストサイドでカルト的人気を誇る老舗レストラン“トムズ・レストラン”だ。彼女は、この店でこの曲を書き、店員や店を訪れる人々、窓ごしに外の様子を観察しながら、ノスタルジックな感情を呼び覚ます「Tom’s Diner」のストーリーを作り上げた。

曲の誕生からちょうど40年経った今、ドイツのロックバンドAnnenMayKantereitによるカヴァーがTikTokでバイラルヒットしたことがきっかけとなり、この曲は新たなファンを獲得している。

ドレイク「Emotionless」

ドレイクが2018年にリリースしたアルバム『Scorpion』からの「Emotionless」には、ソーシャルメディアに踊らされ、今を生きること、楽しむことよりも“いいね!”を得ることを重視する私たちの生活習慣への批判的メッセージも込められている。

「ローマを訪れることが一つの目標だった女の子を知っている/そして彼女はついにローマに到着した/そして彼女がしたのは、故郷の人々のために写真を投稿することだけだった 」と、ドレイクはこの曲でラップする。

現在TikTokで再び注目を集めるこの曲は、クリエイターたちによる過去の旅行写真のモンタージュ投稿に使われ、写真の上には歌詞が意図的に貼り付けられている。

ドレイク「Trust Issues」

「Trust Issues」は、2011年、ドレイクの2作目のアルバム『Take Care』への期待感を煽るためにリリースされたシングルのひとつだったが、最終的には同アルバムには収録されなかった。以来、知られざる名曲としてカルト的人気を博している同曲は、オリジナル・リリースから8年後となる2019年、コンピレーション『Care Package』の収録曲として初めてストリーミング・サービスで公式リリースされた。

近年、TikTokユーザーたちによって投稿されている美しいカヴァーやリミックスを通じてこの曲が再評価されつつある。

デミ・ロヴァート「Cool For The Summer」

2015年に「Cool For The Summer」が初めてリリースされた時、デミ・ロヴァートはこの曲について、自分たちの表現の変化だと説明していた。当時、エルヴィス・デュランのラジオ番組に出演した彼女はこう語っていた。

「自分の過去についていろいろな話さなければならなかったという経験を経て、今はただロマンティックな時間や楽しいことを話していたいんです」

EDMを基調としたこの壮大ポップ・チューンは、瞬く間にパーティー・アンセムとなり、MTV VMAやティーン・チョイス・アワードなどにノミネートされるなど、大きな賞賛を浴びた。以来、夏が近づくにつれ、TikTokのファンたちは明るく中毒性のあるこのヒット曲に注目し、デミ・ロヴァートの過去のパフォーマンス映像などを投稿しているのだ。

ニルヴァーナ「Something In The Way」

ニルヴァーナの歴史的名盤『Nevermind』のラストに収録されている「Something In The Way」は、彼らの作品の中でも最も感動的な楽曲の一つである。フロントマンのカート・コバーンがホームレス時代に書いたこの曲は、感情の高ぶり、絶望感、無力感に溢れており、長年、バンドの最高傑作のひとつとされてきた。

マット・リーヴス監督による新作映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の予告編に使用され、また劇中歌としても起用されていることで近年再び注目を集め、TikTokユーザーたちは、この哀愁漂う名曲をサウンドトラックにした映画のクリップなどを投稿しているのだ。

バスティル「Good Grief」

「Good Grief」は、死、葬儀、そして愛する人のために悲しむという混沌としたプロセスをテーマにしている曲だが、バスティルならではのスタイルによって大胆なポップ作品に仕上がっている。現在、この曲の美しいリリック・ビデオクリエイターたちによる楽しかった思い出や懐かしい人たちの映像のサウンドトラックとして、または速度アップされたヴァージョンなど、この曲がさまざまなかたちで使われた動画がTikTokでトレンド入りしている。

Written By uDiscover Team



 

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