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イギー・ポップとトム・ウェイツが共同パーソナリティを務める特別番組がBBCラジオで放送

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Jim Jarmusch ‘Coffee and Cigarettes’ Film Still - Photo: Courtesy of UMe

イギー・ポップ(Iggy Pop)がレギュラー・パーソナリティを務めるBBC Radio 6 Musicの放送枠で、トム・ウェイツ(Tom Waits)が共同パーソナリティとして登場する特別番組の放送が決定した。ジム・ジャームッシュ監督の映画『コーヒー&シガレッツ』での共演を彷彿とさせるこの2時間の番組では、2人がお互いの秘蔵エピソードと共に、お気に入りの曲を紹介していく。

日本時間12月4日午前1時からBBC Radio 6 Musicで放送される同番組では、トム・ウェイツが「Nature Boy」を作曲したソングライターのエデン・アーベとヒッチハイクの旅をした時のことや、イギー・ポップがロサンゼルスでたまたまキャプテン・ビーフハートが朝食を食べているのを見かけたが敢えて邪魔をしなかったことなど、2人の様々なエピソードが披露される。

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Tom Waits & Iggy Pop in 'Coffee and Cigarettes' (2003)

 

トム・ウェイツはまた、彼の妻で共作者、共同プロデューサーとして知られるキャスリーン・ブレナンと共に監修したキャリア中期の壮大なアルバム作品の再発プロモーションも行なっている。1983年から1993年にかけてアイランド・レコードからリリースされたアルバム作品が、オリジナル・テープから新たにリマスターされ、アナログ盤とCDで再発されている。

その第一弾として、トム・ウェイツの変革期の創造性が大いに発揮されたアイランド・レコード移籍第一弾アルバム『Swordfishtrombones』(1983年)、その広大で素晴らしい続編『Rain Dogs』(1985年)、そして3部作を完結させる悲喜劇的ミュージカル舞台のために制作された『Franks Wild Years』(1987年)が、『Swordfishtrombones』の発売40周年にあわせて今年9月8日に再発。

これらの作品は、トム・ウェイツと彼の長年のパートナーであるキャスリーン・ブレナンにとって、高く評価される新たなミュージカル時代の幕開けとなった。さらに第二弾として、グラミー賞に輝いた『Bone Machine』(1992年)と、トム・ウェイツがロバート・ウィルソンとウィリアム・S・バロウズと共作した同名の革新的ミュージカル寓話の音楽を収めた『The Black Rider』(1993年)が10月6日に再発された。

Tom Waits – "Goin' Out West"

これらのアルバムは、新たな創造的領域を切り開いてきたトム・ウェイツの才能を示す記念碑作品群となる。アイランド・レコード時代、彼はギアをシフトしただけでなく、70年代のノワール・ロマンティシズムや伝統的なティン・パン・アレーのソングライティングから意図的に脱却し、新たな80年代において、生来の叙情性、メロディーの洗練性、人間性を保ちつつ、抽象的なオーケストレーター、激しく独創的なサウンド・スカルプター、潜在意識の採掘者としての地位を確立した。

Written By Will Schube



トム・ウェイツ
アイランド・レコード5作品リマスター発売
2023年9月1日発売:Swordfishtrombones/Rain Dogs/Franks Wild Years
2023年10月6日発売:Bone Machine/The Black Rider
CD&LP




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