リック・ウェイクマンがラジオでデヴィッド・ボウイのレア音源をオン・エア

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初期にデヴィッド・ボウイを含む様々なアーティストのセッション・プレイヤーとしても活躍していたリック・ウェイクマンが、イースター・ウィークエンドの4月17日月曜日に、デヴィッド・ボウイの「Kooks」の別ヴァージョンを初ラジオ・オン・エアすることが明らかになった。

リック・ウェイクマンは、1971年に発売されたアルバム『Hunky Dory』のオリジナル・ヴァージョンとこの別ヴァージョンの双方で演奏している。この別ヴァージョンは、非常にレアなプロモ・アルバム『BOWPROMO1』からの音源である。またこの音源は、4月22日に、レコード・ストア・デイ10周年の記念として、限定リリースされることが決定している。

この「Kooks」の別ヴァージョンは、4月17日の午後9時から放送されるBBC Radio2のリック・ウェイクマンの番組 「Rick Wakeman’s Key To Keys」 の3回目でもあり、最終回の一部としてオン・エアされる。番組には、Radio2のエルトン・ジョン・ピアノ(*訳注:エルトン・ジョンがBBC Radio2に寄付したピアノ)を弾くためにリック・ウェイクマンの息子アダムが参加し、演奏以外にも、彼の父親からの影響、そして、自身のブラック・サバスやアニー・レノックス等の他アーティストとの仕事に関して語ることになっている。この番組に関しての情報はこちらから:30日後には放送が聴けるようになる。

デヴィッド・ボウイ・コレクターがよく知るように, 『BOWPROMO1』は『Hunky Dory』収録の5曲の別ヴァージョンが収録され、1971年に非常に少数枚限定で制作された。このディスクには、デヴィッド・ボウイの事務所に所属していたヴォーカリスト、ダナ・ギレスピーの音源も収録されている。1971年8月に、何枚制作されたかの正確な数字は知られていないが、500枚以下であることは確かである。

「200以上のセッションで演奏したけれど、思い出すことができるのはその一部だ」と番組でリック・ウェイクマンは語る。「思い出せるものはどれも特別なもので、間違いなく『Hunky Dory』はそのひとつだ。僕は、’Quicksand’と’Kooks’で演奏したんだ。これは、 ‘Kooks’ の別ヴァージョンだよ。信じようと信じまいと、僕もこれを聴くのは初めてだ」

トライデント・スタジオのピアノに関しても、「どんな理由だろうと、とにかく最高のサウンドを持っていたんだ。ピアノの音を曲のベースに使いたい人たちはみんなそのピアノを使ってたね。デヴィッド・ボウイもものすごく使ってたよ。僕自身もマーク・ボランとのトラックでも、アル・スチュワートのトラックでもそこを使ったね。2~3年だったかな、トライデント・スタジオのピアノは最高だった、みんながそこで、そのピアノを使うためにお金を払ったんだ。演奏するのは最高に楽しかったよ」と加えた。


 

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