ポール・マッカートニーが『McCartney III』予告編第2弾公開。日本盤CD先着特典は来年のカレンダー

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Photo: Courtesy of Capitol Records/YouTube

ポール・マッカートニー(Paul McCartney)が、作詞・作曲、録音、演奏、プロデュースまで全て自ら行う“マッカートニー”シリーズの最新作『McCartney III』の予告編第2弾を公開した。1970年のソロ・デビュー作『McCartney』、1980年の『McCartney II』に続く待望の新作は、12月18日に発売される。

日本盤CDは通常盤と、4曲楽曲の多いスペシャル・エディションで発売され、先着特典として2021年カレンダーが付与されている。予約はこちら

また、本国公式サイトでは、アルバムの全収録曲のピアノ、ヴォーカル、ギター・アレンジを網羅した、フィジカルCD付きの『McCartney III』のソングブックを出版することも発表し、予約販売の受付をスタートした。

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公開されたばかりの最新予告編映像では、同シリーズの回想シーンを織り交ぜた最新作のメイキング映像に加え、アルバム収録曲「The Kiss of Venus」の音源がフィーチャーされている他、この新作アルバムのために写真を撮り下ろした娘のメアリー・マッカートニーも登場する。高く評価されているフォトグラファーであるメアリーは、亡き母リンダ・マッカートニーの足跡を辿り、“マッカートニー”シリーズの最新作のための写真を撮影する、という家族の伝統を引き継ぎ、下記のように自身の幼少期のエピソードを明かした。

「父が写真を撮ってほしいと言ってくれたとき、やっぱり家族なんだという気持ちになれました。(幼い頃は)父がスタジオから戻ってくると、私たちはよく一緒に踊っていました。素晴らしい思い出です」

ポール・マッカートニーのソロ・デビューからちょうど50年を迎える今年レコーディングされたニュー・アルバムには、

『McCartney III』は、「Maybe I’m Amazed」や「Every Night」といった名曲も収録したポールのソロ・デビュー作『McCartney』から50年を迎える今年録音。ザ・ビートルズのメンバーが別々の道を歩み始めてからちょうど10年後の1980年には、「Coming Up」や「Waterfalls」などのヒット曲を収録した『McCartney II』が発表されている。

ポール・マッカートニーは当初、年内にニュー・アルバムをリリースする予定はなかったというが、新型コロナウイルスによるロックダウン中に、以前に書き残してあった楽譜に肉付けをしながら新曲をつくることに意欲を掻き立てられ、余計なもの全て削ぎ落としたこのアルバムをつくり上げたという。

 

発売前にも関わらず、この新作への賞賛の声が飛び交い始めており。米ウェブメディアのSalonは『McCartney III』について

壮大で、過去数十年で最も説得力のあるアルバムの一つ。ポール・マッカートニーの音楽的手腕は、まだ誰も到達していない、極めて優れた、深い領域へと達しようとしている

と絶賛。ローリング・ストーン誌はこの新作を次のように評している。

ポール・マッカートニーは、ゆったりとした雰囲気を纏ったこの珠玉のアルバムで、初期のソロ作品での牧歌曲的なサウンドに立ち戻った。シリーズの前2作同様に、今作にも彼の遊び心が十二分に発揮されている。彼は、自分が伝説であること、天才であること、ザ・ビートルズの一員であることにやきもきするのではなく、隔離中に家族でのんびりと過ごしていた場所で、己から溢れ出る創造力を曲に流し込んでいただけなのだ

Written By Sophie Smith



ポール・マッカートニー『McCartney III』
2020年12月18日発売
先着カレンダー付CD / LP / iTunes / Apple Music




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