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ニュー・ラディカルズ、ジョー・バイデンとカマラ・ハリスの就任式で22年振りに再結成

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Photo: Mick Hutson / Getty Images

ロサンゼルス出身のロックバンド、ニュー・ラディカルズ(New Radicals)が22年振りに一夜限りの再結成を果たすことが発表された。1999年に唯一のスタジオ・アルバム『Maybe You’ve Been Brainwashed Too』をリリース後に解散したバンドは、米時間1月20日に開催されるジョー・バイデンとカマラ・ハリスのオンライン就任式“Parade Across America”のために再結成し、1998年のヒット・シングル「You Get What You Give」を披露する。

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New Radicals – You Get What You Give (Official Video)

ニュー・ラディカルズのフロントマン、グレッグ・アレクサンダーは今回の再結成について次のように述べている。

「もしこの地球上にひとつだけ、もう一度バンドを、一日だけでも、再結成させられるものがあるならば、それは、こんな暗い時代の中で、僕たちの歌が一縷の希望になってくれたらという願いです。それこそがこの曲のメッセージなんです。世界はきっと今を乗り越えられるんだっていう」

彼らのパフォーマンスは、宣誓式に続くパレードの締め括りに行なわれる予定だ。

カマラ・ハリスの大統領選挙戦キャンペーン中、彼女の夫ダグ・エムホフは、毎晩の登場BGMに「You Get What You Give」を起用していた。しかし、正副大統領候補(通称“チケット”と呼ばれる)とこの曲とのつながりは、ジョー・バイデンにとってはさらに深いものだった。ジョー・バイデンは、2017年に発表した自叙伝の中で、癌との闘病の末に亡くなった彼の息子ボー・バイデンが朝食中によく流していたというこの曲が、いかにして彼の家族を団結させる存在になったかについて詳しく語っている。ジョー・バイデンは次のように記していた。

「ボーは決して闘うことをやめず、生きようとする意志が誰よりも強かったにもかかわらず、彼自身この日がやって来るかもしれないことを知っていたと思います。この曲の歌詞にはこうあります。“この忌まわしい世界が崩壊しても、君はきっと大丈夫。自分の心に従うんだ”」

ジョー・バイデンとカマラ・ハリスのために 「You Get What You Give」をパフォーマンスすることについてグレッグ・アレクサンダーはこう述べている。

「(2人のために)久々にこの曲を披露できることを大変光栄に思っています。なぜなら僕たちは皆、ボーの陸軍への貢献に深い尊敬の念を抱いており、ジョーとカマラがこの危機的時代に、再びこの国に団結と平常をもたらしてくれることに大きな期待を寄せているからです」

「You Get What You Give」はニュー・ラディカルズのアルバム『Maybe You’ve Been Brainwashed Too』の中でも最もメッセージ性の強いトラックの一つで、健康保険や企業の腐敗、テクノロジーの脅威といった社会問題に異議を唱えたその歌詞の内容が、影響力のあるミュージシャンたちから賞賛を集めた。

1998年に初リリースされた同アルバムは、2017年にインタスコープ/ユニバーサル ミュージック エンタープライズから半透明ゴールド・カラー・ヴァイナルの限定2枚組アナログ盤で再発されている。

Written By Larisha Paul




ニュー・ラディカルズ『Maybe You’ve Been Brainwashed Too』
CD / iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music



 

 

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