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米国議会図書館が2026年の全米録音資料登録簿を発表。テイラー、ウィーザーなど全25作品

テイラー・スウィフトの画期的ポップ・アルバム『1989』、ザ・ゴーゴーズのデビュー作『Beauty and the Beat』、ヴィンス・ギルの代表曲「Go Rest High On That Mountain」、ウィーザーのセルフタイトル・デビュー作『Weezer(The Blue Album)』、そしてビヨンセの象徴的ヒット「Single Ladies (Put a Ring On It)」が、2026年に米国議会図書館(Library of Congress)の全米録音資料登録簿 (National Recording Registry)に加わる、“歴史と文化を象徴する録音作品”として選出された。
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毎年、米国議会図書館館長が全米録音資料保存委員会の助言を受け、「文化的、歴史的、あるいは美学的に重要」であり、なおかつ発表から10年以上経過している25の録音作品を選出している。米国議会図書館の館長代行ロバート・R・ニューリンは、アメリカの録音文化遺産における重要性を理由に、今年新たに登録される25作品を発表した。
今回の選出作品の中で最も新しい作品は、2014年リリースのテイラー・スウィフト『1989』であり、最も古い作品は、スパイク・ジョーンズ&ヒズ・シティ・スリッカーズによる1944年のシングル「Cocktails for Two」となっている。
そのほか2026年の登録作品には、リーバ・マッキンタイアの代表的カントリー・アルバム『Rumor Has It』、オリヴァー・ネルソンによる初期インパルス!作品『The Blues and the Abstract Truth』なども含まれる。さらにチャカ・カーン、レイ・チャールズ、ザ・バーズ、グラディス・ナイト&ザ・ピップス、ポール・アンカらの作品も選出されている。
ロバート・R・ニューリンは、今年の登録作品についてこう述べている。
「音楽や録音作品は、私たちの日常生活、そして国家の文化遺産において不可欠であり、素晴らしい存在です。全米録音資料登録簿は、未来の世代へ向けて“国家のプレイリスト”を保存する役割を担っています。米国議会図書館は、これらの貴重な音源を選定できたことを誇りに思うとともに、今後も音楽業界のパートナーたちと協力して保存活動に取り組んでいきます」
また、ザ・ゴーゴーズのシンガー/ソングライターであるベリンダ・カーライルは、米国議会図書館に対し次のようにコメントしている。
「全米録音資料登録簿に名を連ねるアメリカのアーティストたちの一員になれたことを、非常に光栄に思います。100年後、誰かがリサーチをしている時に、その中にザ・ゴーゴーズの名前を見つけてくれたら最高です。100年後に振り返って、バンドの個性や、当時その音楽が持っていた重要性を感じ取ってもらえたら嬉しいです」
2026年の全米録音資料登録簿は以下の通り。(※発売年順)
「Cocktails for Two」 – スパイク・ジョーンズ&ヒズ・シティ・スリッカーズ(1944年/シングル)
「Mambo No. 5」 – ペレス・プラード(1950年/シングル)
「Teardrops from My Eyes」 – ルース・ブラウン(1950年/シングル)
「Fly Me to the Moon (In Other Words)」 – ケイ・バラード(1954年/シングル)
「Put Your Head On My Shoulder」 – ポール・アンカ(1959年/シングル)
『The Blues and the Abstract Truth』 – オリヴァー・ネルソン(1961年/アルバム)
『Modern Sounds in Country and Western Music』 – レイ・チャールズ(1962年/アルバム)
「Turn! Turn! Turn! (To Everything There Is a Season)」 – ザ・バーズ(1965年/シングル)
「Amen, Brother」 – ザ・ウィンストンズ(1969年/シングル)
「Feliz Navidad」 – ホセ・フェリシアーノ(1970年/シングル)
「The Fight of the Century: Ali vs. Frazier(世紀の戦い:アリ対フレージャー)」(1971年3月8日/放送作品)
「Midnight Train to Georgia」 – グラディス・ナイト&ザ・ピップス(1973年/シングル)
『Chicago Original Cast Album』 (1975年/アルバム)
「The Devil Went Down to Georgia」 – チャーリー・ダニエルズ・バンド(1979年/シングル)
『Beauty and the Beat』 – ザ・ゴーゴーズ(1981年/アルバム)
『Texas Flood』 – スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル(1983年/アルバム)
「I Feel For You」 – チャカ・カーン(1984年/シングル)
「Your Love」 – ジェイミー・プリンシプル(1986年版)/ジェイミー・プリンシプル/フランキー・ナックルズ(1987年版)(シングル)
『Rumor Has It』 – リーバ・マッキンタイア(1990年/アルバム)
『The Wheel』 – ロザンヌ・キャッシュ(1993年/アルバム)
『Doom』 Soundtrack – ボビー・プリンス(作曲/1993年)
「Go Rest High on That Mountain」 – ヴィンス・ギル(1994年/シングル)
『Weezer (The Blue Album)』 – ウィーザー(1994年/アルバム)
「Single Ladies (Put a Ring on It)」 – ビヨンセ(2008年/シングル)
『1989』 – テイラー・スウィフト(2014年/アルバム)
Written By Hannah Zwick
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