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モータウン・ミュージアムが創設60周年に貴重なアイテムを初公開

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音楽レーベルの草分けであるモータウンの60周年を記念して、デトロイトにあるモータウン・ミュージアムが歴史的レーベルの始まりを記録した多数の未公開アイテムを公開している。

モータウン・ミュージアムの管理人であるデヴィッド・エリスは、1959年1月12日に会社を設立するためにベリー・ゴーディへ手渡された$800の約束手形の写しや、ベリー・ゴーディの家族によって経営されていたファミリー基金、Ber-Berry協同組合がレーベル設立ために記録していた元帳などを含む、多数の写真をミュージアムのフェイスブック・ページに掲載した。

これらのアイテム他、貴重な品々は、ベリー・ゴーディが会社設立のために貸付金を受け取った日にあたる1月12日から、当ミュージアムに展示されている。

「彼らは普通の家族とは違い、ビジネスに精通した人たちの集合体で、その血には生粋の企業家精神が受け継がれていました。子供ながらにして、ビジネスの重要性を頭に叩き込まれていたんです」とデヴィッド・エリスはそれらの写真について説明した。

デヴィッド・エリスは8人の子供を含む家族全員が参加したBer-Berry協同組合の会議の議事録も披露し、こう続けた。

「これは1950年代の話です。当時のアフリカ系アメリカ人にとって家を買ったり、学校に行くためにお金を借りることは容易ではありませんでした。だからこそ、彼らは自ら起業しなければならなかったんです。それがゴーディ一家がBer-Berry協同組合でやっていたことで、自営の貯蓄基金を持っていたんです」。

若い頃からベリー・ゴーディの中に叩き込まれたそんなビジネス思考が、彼のモータウン帝国の経営に影響を及ぼした。

「彼は若くして家族と共にモータウンを創設し、家族一人一人が重要な役割を担い、それぞれの役目を果たしていました」とデヴィッド・エリスは語った。

AP通信が報じるところによると、このアニバーサリーを記念してミュージアムはさらなるアイテムの展示を計画中だという。

モータウン・ミュージアムはベリー・ゴーディが音楽帝国を築き上げた最初の本社があった場所に建ち、1972年にカリフォルニアへと移る前には“ヒッツヴィルUSA”として知られていた。



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