2018年グラミー賞の主なパフォーマンス映像と全受賞者リスト

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ケンドリック・ラマー、クリス・ステイプルトン、ザ・ローリング・ストーンズ、そしてリトル・ビッグ・タウンらがニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催された2018年グラミー賞授賞式で受賞した。

しかし第60回目となる今年のグラミー賞を圧倒したのはブルーノ・マーズだった。32歳のシンガー、ソングライター、マルチ・インストゥルメンタリスト、そしてプロデューサーであるブルーノ・マーズは、毎年開催されるこのセレモニーで6部門でノミネートされ、『24K Magic』で最高の栄誉である最優秀アルバム賞を受賞するとともに、最優秀レコード賞、最優秀R&Bアルバム賞を、「That’s What I Like」で最優秀楽曲賞、最優秀R&B楽曲賞、最優秀R&Bパフォーマンス賞を颯爽とかっさらっていった。

同じく複数の部門でノミネートされていたケンドリック・ラマーの幸運も続き、5部門でグラミー賞を受賞した。『DAMN.』が最優秀ラップ・アルバム賞、「Humble」が最優秀ミュージック・ビデオ賞、最優秀ラップ・ソング賞、最優秀ラップ・パフォーマンス賞を、そしてリアーナをフィーチャリングした「Loyalty」が最優秀ラップ/サング・パフォーマンス賞を受賞した。

全84のアワードの内、9つの部門を除いたアワードが本番前に授与され、2018年のイヴェントはパフォーマンスに重点を置いた内容となった。今年のアワードはグラミー史上最も多様性があり、明らかに政治色の濃いノミニーが勢ぞろいした。

最優秀ラップ・パフォーマンス賞(リアーナとの楽曲「Loyalty」で)を受賞した際にケンドリック・ラマーは、最近行ったドナルド・トランプ大統領に関するインタヴューでアワードから排除されているジェイ・Zについて触れた。

「(ヒップホップが)僕をステージに立たせてくれて、世界中をツアーできるようにしてくれた」とケンドリック・ラマーは語った。「何より重要なのは、ヒップホップが本物のアーティストとは何かを教えてくれたことだ。自分自身を表現し、絵の具をキャンバスに乗っけて、世界が次の世代、その次の世代へと進化していくためなんだ。ジェイを大統領に!」

ケンドリック・ラマーは、U2のボノとエッジとともにスリリングで政治色の濃いメドレーを披露した。コメディアンのデイヴ・シャペルもセットの途中で登場し、インタルードで語った。

2018年のグラミー賞のパフォーマンスのハイライトとして、マーク・ロンソンをギタリストに迎えたレディー・ガガの「Million Reasons」や、リトル・ビッグ・タウンのテイラー・スウィフトが書いた「Better Man」や、「Despacito」のパフォーマンスでダンサーのパレードとともにグラミーの夜が祝福された。

その他では、チャイルディッシュ・ガンビーノがプリンスを彷彿とさせる見事な白いスーツで登場。サム・スミスは感動的な「Pray」をゴスペル・クワイアとともに歌い、U2は『Songs Of Experience』に収録されている「Get Out Of Your Own Way」をハドソン川で自由の女神を背景に披露した。

また、最も印象深いパフォーマンスのひとつとして、パティ・ルポーンが1981年のグラミー賞で行った「Don’t Cry For Me Argentina」のパフォーマンスを再現し、レナード・バーンスタイン生誕100周年を祝うにふさわしいトリビュートを披露した。また、エリック・チャーチ、マレン・モリスとブラザーズ・オズボーンが「Tears In Heaven」を披露し、10月のルート91・ハーヴェスト・フェスティヴァルと5月にマンチェスターで起きたアリアナ・グランデのコンサートでの事件で犠牲になった音楽ファンへの感動的なトリビュートを行った。

2018年グラミー賞の受賞者一覧:

■最優秀レコード賞
「24 Karat Magic」—ブルーノ・マーズ
■最優秀アルバム賞
『24 Karat Magic』—ブルーノ・マーズ
■最優秀楽曲賞
「That’s What I Like」(ブルーノ・マーズ) —(ソングライター)クリストファー・ブローディ・ブラウン、ジェイムス・フォントルロイ、フィリップ・ローレンス、ブルーノ・マーズ、レイ・チャールズ・マッカローII、ジェレミー・リーヴス、レイロムルス、ジョナサン・イップ
■最優秀新人賞
アレッシア・カーラ
■最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞
「Shape Of You」—エド・シーラン
■最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞
「Feel It Still」—ポルトガル・ザ・マン
■最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞
『Tony Bennett Celebrates 90』—V.A.、デイ・ベネット、プロデューサー
■最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞
『÷(ディバイド)』—エド・シーラン
■最優秀ダンス・レコーディング賞
「Tonite」—LCDサウンドシステム
■最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム賞
『3-D The Catalogue』—クラフトワーク
■最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム賞
『Prototype』—ジェフ・ローバー・フュージョン
■最優秀ロック・パフォーマンス賞
「You Want It Darker」—レナード・コーエン
■最優秀メタル・パフォーマンス賞
「Sultan’s Curse」—マストドン
■最優秀ロック楽曲賞
「Run」—フー・ファイターズ
■最優秀ロック・アルバム賞
『A Deeper Understanding』—ザ・ウォー・オン・ドラッグス
■最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞
『Sleep Well Beast』—ザ・ナショナル
■最優秀R&Bパフォーマンス賞
「That’s What I Like」—ブルーノ・マーズ
■最優秀トラディショナル・R&Bヴォーカル・パフォーマンス賞
「Redbone」—チャイルディッシュ・ガンビーノ
■最優秀R&B楽曲賞
「That’s What I Like」(ブルーノ・マーズ)—(ソングライター)クリストファー・ブローディ・ブラウン、ジェイムス・フォントルロイ、フィリップ・ローレンス、ブルーノ・マーズ、レイ・チャールズ・マッカローII、ジェレミー・リーヴス、レイロムルス、ジョナサン・イップ
■最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞
『Starboy』—ザ・ウィークエンド
■最優秀R&Bアルバム賞
『24 Karat Magic』—ブルーノ・マーズ
■最優秀ラップ・パフォーマンス賞
「HUMBLE」—ケンドリック・ラマー
■最優秀ラップ/サング・パフォーマンス賞
「LOYALTY」—ケンドリック・ラマー feat. リアーナ
■最優秀ラップ楽曲賞
「HUMBLE」(ケンドリック・ラマー)—(ソングライター)K.ダックワース、アシュトン・ホーガン、M.ウィリアムスII
■最優秀ラップ・アルバム賞
『DAMN.』—ケンドリック・ラマー
■最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス賞
「Either Way」—クリス・ステイプルトン
■最優秀カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンス賞
「Better Man」—リトル・ビッグ・タウン
■最優秀カントリー楽曲賞
「Broken Halos」(クリス・ステイプルトン)—(ソングライター)マイク・ヘンダーソン、クリス・ステイプルトン
■最優秀カントリー・アルバム賞
『From A Room: Volume 1』—クリス・ステイプルトン
■最優秀ニューエイジ・アルバム賞
『Dancing On Water』—ピーター・ケイター
■最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ賞
「Miles Beyond」—ジョン・マクラフリン、ソロイスト
■最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞
『Dreams And Daggers』—セシル・マクロリン・サルヴァント
■最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム賞
『Rebirth』—ビリー・チャイルズ
■最優秀ラージ・ジャズ・アンサンブル・アルバム賞
『Bringin’ It』—クリスチャン・マクブライド・ビッグ・バンド
■最優秀ラテン・ジャズ・アルバム賞
『Jazz Tango』—パブロ・シーグレル・トリオ
■最優秀ゴスペル・パフォーマンス賞
「Never Have To Be Alone」シーシー・ワイナンス- (ソングライター)ドゥワン・ヒル&アルヴィン・ラヴII
■最優秀コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック楽曲賞
「What A Beautiful Name」—ヒルソング・ワーシップ (ソングライター)ベン・フィールディング&ブルック・リガートウッド
■最優秀ゴスペル・アルバム賞
『Let Them Fall In Love』—シーシー・ワイナンス
■最優秀コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック・アルバム賞
『Chain Breaker』—ザック・ウィリアムス
■最優秀ルーツ・ゴスペル・アルバム賞
『Sing It Now: Songs Of Faith & Hope』—リーバ・マッキンタイア
■最優秀ラテン・ポップ・アルバム賞
『El Dorado』—シャキーラ
■最優秀ラテン・ロック、アーバン、オルタナティヴ・アルバム賞
『Residente』—レジデンテ
■最優秀リージョン・メキシカン・アルバム賞(テハーノ含む)
『Arriero Somos Versiones Acústicas』—アイダ・クエヴァス
■最優秀トロピカル・ラテン・アルバム賞
『Salsa Big Bang』—ルベーン・ブラデス & ロベルト・デルガード & オルケスタ
■最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス賞
「Killer Diller Blues」—アラバマ・シェイクス
■最優秀アメリカン・ルーツ楽曲賞
「If We Were Vampires」—ジェイソン・イズベル(ソングライター)ジェイソン・イズベル・アンド・ザ・400ユニット
■最優秀アメリカーナ・アルバム賞
『The Nashville Sound』—ジェイソン・イズベル・アンド・ザ・400ユニット
■最優秀ブルーグラス・アルバム賞
同時受賞
『Laws Of Gravity』—ザ・インファマス・ストリングダスターズ
『All the Rage – In Convert Volume One』—ロンダ・ヴィンセント&ザ・レイジ
■最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム賞
『Blue & Lonesome』—ザ・ローリング・ストーンズ
■最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム賞
『TajMo』—タジ・マハール&ケブ・モ
■最優秀フォーク・アルバム賞
『Mental Illness』—エイミー・マン
■最優秀リージョナル・ルーツ・ミュージック・アルバム賞
『Kalenda』—ロスト・バイユー・ランブラーズ
■最優秀レゲエ・アルバム賞
『Stony Hill』—ダミアン “ジュニア・ゴング” マーリー
■最優秀ワールドミュージック・アルバム賞
『Shaka Zulu Revisited: 30th Anniversary Celebration』—レディスミス・ブラック・マンバーゾ
■最優秀子供向けアルバム賞
『Feel What U Feel』—リサ・ローブ
■最優秀スポークン・ワード・アルバム賞(誌、オーディオ・ブック、ストーリーテリングを含む)
『The Princess Diarist』—キャリー・フィッシャー
■最優秀コメディ・アルバム賞
『The Age Of Spin & Deep In The Heart Of Texas』—デイヴ・シャペル
■最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞
『Dear Evan Hansen』—ベン・プラット、プリンシパル・ソロイスト; アレックス・ラカモーア、ステイシー・ミンディック、ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール、プロデューサー; ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール、作詞作曲家(オリジナル・ブロードウェイ・キャストによるレコーディング)
■最優秀サウンドトラック・アルバム編集賞:映像部門
『La La Land』—V.A.
■最優秀サウンドトラック・アルバム作曲賞:映像部門
『La La Land』—ジャスティン・ハーウィッツ、作曲家
■最優秀楽曲賞:映像部門
「How Far I’ll Go」—リン=マニュエル・ミランダ、(ソングライター) アウリイ・クラヴァーリョ
■最優秀インストゥルメンタル作曲賞
「Three Revolutions」—アルトゥーロ・オファリル、作曲家(アルトゥーロ・オファリル&チューチョ・バルデス)
■最優秀インストゥルメンタルまたはアカペラ編曲賞
「Escapades for Saxophone and Orchestra From ‘Catch Me If You Can’」—ジョン・ウィリアムズ、編曲家(ジョン・ウィリアムズ)
■最優秀ヴォーカル入りインストゥルメンタル編曲賞
「Putin」—ランディ・ニューマン、編曲家(ランディ・ニューマン)
■最優秀レコーディング・パッケージ賞
同時受賞
『Pure Comedy (Deluxe Edition)』—サーシャ・バー、エド・スティード、ジョシュ・ティルマン、アート・ディレクター(ファーザー・ジョン・ミスティ)
『El Orisha de la Rosa』—クラウディオ・ロンコリ、カクタス・トーラー、アート・ディレクター(Magín Díaz)
■最優秀ボックスまたはスペシャル・リミテッド・エディション・パッケージ賞
『The Voyager Golden Record: 40th Anniversary Edition』(V.A.)—(アート・ディレクター)ローレンス・アゼラッド、ティモシー・デイリー、デヴィッド・ペスコヴィッツ、
■最優秀アルバム・ノーツ賞
『Live At The Whisky A Go Go: The Complete Recordings』(オーティス・レディング)—ライター:ライネル・ジョージ
■最優秀ヒストリカル・アルバム賞
『Leonard Bernstein – The Composer』(レナード・バーンスタイン)—(マスタリング・エンジニア):ロバート・ラス、コンピレーション・プロデューサー; マーティン・キスナー、アンドレアス・K.マイヤー
■最優秀アルバム技術賞(クラシック以外)
『24K Magic』(ブルーノ・マーズ)—(マスタリング・エンジニア)セルバン・ゲニア、ジョン・ヘインズ、チャールズ・モニーツ、エンジニア; トム・コイン、
■最優秀プロデューサー賞(クラシック以外)
グレッグ・カースティン
■最優秀リミックス・レコーディング賞
「You Move (Latroit Remix)」(デペッシュ・モード)—デニス・ホワイト、リミクサー
■最優秀サラウンド・サウンド・アルバム賞
『Early Americans』(ジェーン・アイラ・ブルーム)—(サラウンド・プロデューサー)ジム・アンダーソン、サラウンド・ミックス・エンジニア; ダーシー・プロパー、サラウンド・マスタリング・エンジニア; ジム・アンダーソン、ジェーン・アイラ・ブルーム
■最優秀アルバム技術賞(クラシック部門)
『ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番ニ短調Op.47「革命」バーバー: 弦楽のためのアダージョ』(マンフレッド・ホーネック&ピッツバーグ交響楽団)—(エンジニア)マーク・ドナヒュー
■最優秀プロデューサー賞(クラシック部門)
デヴィッド・フロスト
■最優秀オーケストラ・パフォーマンス賞
『ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番ニ短調Op.47「革命」バーバー: 弦楽のためのアダージョ』(ピッツバーグ交響楽団)—(指揮者)マンフレッド・ホーネック
■最優秀オペラ・レコーディング賞
『Berg: Wozzeck』(ヒューストン交響楽団; 生徒/卒業生合唱団; シェパード音楽学校、ライス大学、ヒューストン・グランド・オペラ児童合唱団)—(プロデューサー)ハンス・グラフ、ブラッド・セイルス
■最優秀合唱パフォーマンス賞
『Bryars: The Fifth Century』(プリズム・カルテット&ザ・クロシング)—(指揮者)ドナルド・ナリー
■最優秀小規模アンサンブル・パフォーマンス賞
「Death & The Maiden」—パトリシア・コパチンスカヤ&セント・ポール室内楽団
■最優秀クラシック・インストゥルメンタル・ソロ賞
「Transcendental」—ダニール・トリフォノフ
■最優秀クラシック・ソロ・ヴォーカル・アルバム賞
『Crazy Girl Crazy』—バーバラ・ハンニガン(ルードヴィッヒ・オーケストラ)
■最優秀クラシック・コンペンディアム賞
『ヒグドン:全ては壮大な/ヴィオラ協奏曲/オーボエ協奏曲』—ジャンカルロ・ゲレーロ、指揮者; ティム・ハンドリー、プロデューサー
■最優秀クラシック・コンテンポラリー作曲賞
「Viola Concerto」(ロベルト・ディアス、ジャンカルロ・ゲレーロ&ナッシュヴィル交響楽団)—(指揮者)ジェニファー・ヒグドン
■最優秀ミュージック・ビデオ賞
「HUMBLE.」—ケンドリック・ラマー
■最優秀音楽映画賞
『The Defiant Ones』—V.A.

Written by Tim Peacock


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