「すべての作業は電車の中で行った」:ブライアン・イーノとロジャー・イーノ兄弟による初のデュオ・アルバム『Mixing Colours』発売

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Photo: Bee Eno & Mary Evers courtesy of Deutsche Grammophon

ロキシー・ミュージックの初期メンバーとして活躍、その後は様々なプロジェクトやソロ作品をリリースしながら、デヴィッド・ボウイ、U2、コールドプレイらのプロデューサーとして活躍するブライアン・イーノが、弟であるロジャー・イーノとともに兄弟として初のデュオ・アルバム『Mixing Colours』を、クラシックの老舗レーベル、ドイツ・グラモフォンから2020年3月20日に発売。収録楽曲「Celeste」のミュージック・ビデオが公開となった。このビデオはブライアン・イーノと、ミュージシャンでソフトウェア・デザイナーのピーター・チルヴァースが共同でプロデュース/監督したショート・フィルムシリーズ第一弾で、今後数ヵ月に亘って公開される。

イーノとチルヴァースのコラボレーションは長年に亘っており、Bloom、Scape、Trope、そして最近ではBloom:10 Worldsなどのインタラクティブな音楽制作アプリを共同制作してきた。『Mixing Colours』での彼らの映像は、そのサウンドスケープのシンプルさと瞑想的な性質を、ゆっくりと変化する夢のようなパノラマのイメージと結び付けてアルバムの本質を引き立てている。

新作『Mixing Colours』は何年もかけて磨き上げられたもので、兄弟の15年にわたるコラボレーションをまとめたもの。ロジャーが1曲ずつMIDIキーボードで録音し、MIDIファイルを兄ブライアンに送る。兄は曲の内容に手を加えたり処理したりして、1曲ごとに独自のサウンド世界を作り上げた。

『Mixing Colours』についてロジャーはこう語る。

「これは15年以上にわたる、ぼくらの会話のやりとりのようなものです。この作品は、ぼくらが共有するアート、音楽、文学への興味から出発し、まさにコラボレーションそのものとして実ったものなんです。このアルバムを聴けば聴くほど、とりわけブライアンが作り出したすばらしい世界に触れれば触れるほど、聴き手は巨大な風景の中に入り込み、その中で無限の時間を過ごせるようになります」。

ブライアンは新作について次のように語っている。

「このアルバムのほとんどすべての作業は電車の中で行いました。私はコンピューターとヘッドホンを持ってシートに座ります。これらの作品は私にとって完全に電車の音楽なのです」

この作業環境は、彼とチルヴァースの映像制作にも役立ったことがうかがえる。「Celeste」ミュージック・ビデオの映像は、車窓を青空と地平線が静かに流れてゆくもので、そのサウンドとの見事な調和は、イーノのマルチな才能を証明している。



ロジャー・イーノ &ブライアン・イーノ『Mixing Colours』
発売日:2020年3月20日
iTunes / Apple Music



 

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