U2ボノが新型コロナウィルス対策のため外出が禁止されているイタリアの人々に捧げる励ましのメッセージを込めた新曲公開

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U2のフロントマンで、長年にわたり活動家としても活躍しているボノがソーシャルメディア上で、新型コロナウィルスの流行のため、外出が禁止されているイタリア人へ捧げる新曲「Let Your Love Be Known」を公開した。

ボノは今週火曜日に、 U2の公式 インスタグラムから励ましのメッセージと共にこの曲を紹介している。

「1時間ほど前に出来上がったばかりのささやかな新曲です。‘Let Your Love Be Known’というタイトルにしようと思っています」と優しいピアノを伴ったバラード曲の演奏に先立って彼は語りかけた。

新曲のパフォーマンス動画公開あわせて、イタリアの人々へのメッセージをこう綴っている。

「この曲をつくるきっかけをくれたイタリアの人々に、そして母国アイルランド人をはじめ、このセント・パトリックス・デーに、窮地にありながらも前向きに歌い続けている全ての方々に、最前線で働く医師や看護師、介護現場の方々にこの歌を捧げます」

ボノはアイルランドや海外諸国で困難な生活を余儀なくされている人々への真摯な思いを込めたこの歌を、ダブリンにある自宅のピアノで書き上げた。

「Yes ここは静寂に包まれている、Yes ここには誰もいない/Yes 僕はダブリンの街角を歩いている、No 近くには誰もいない/Yes 君のことは知らない、No 君のことを想っているよ/遥か遠い場所に暮らす君を、この広場の向こう側にいる君を」

そして彼は、ネットで動画が拡散されている外出禁止中に自宅バルコニーから歌い合うイタリアの人々についても言及している。

「歌い続けると約束して、歌えばあなたは決して1人じゃない/負けないように歌って、全身全霊で歌って撲滅させるんだ」

例年セント・パトリックス・デーには通りやパブが何千人もの人々で溢れかえるアイルランド共和国だが、今年に限っては新型コロナウィルスの拡散防止対策のため国中で外出禁止が強いられている。3月13日から発動された外出禁止令は3月29日まで続く予定だ。

U2は先日、名盤『The Joshua Tree』の発売30周年を記念した「ヨシュア・トゥリー・ツアー」を、バンド初のインド公演となるムンバイでの歴史的ライヴで締め括ったばかりだった。2017年5月に開幕した「ヨシュア・トゥリー・ツアー」は、ヨーロッパ、北米、南米、メキシコ、ニュージーランド、オーストラリア、日本、そしてU2初の公演となったインド、シンガポール、韓国、フィリピンを訪れ、全66公演で約300万人の観客を動員している。

 

U2の最新作は2017年にリリースされた14作目のスタジオ・アルバム『Songs of Experience』となる。今年4月18日に世界一斉開催が予定されていた“レコード・ストア・デイ2020”にあわせて、彼らは1980年のシングル「11 O’Clock Tick Tock」を12インチ半透明ブルー・ヴァイナル仕様の限定盤アナログとしてリリースすることを発表していたが、新型コロナウィルスの影響のため同イベントの開催が6月20日へ延期され、関連商品のリリースもこれに伴って延期となっている。

Written By Laura Stavropoulos



 
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