音楽への貢献が認められリンゴ・スターがナイト爵位を授与される

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77歳のミュージック界のアイコンであるザ・ビートルズのドラマー、リンゴ・スターが2018年3月20日にバッキンガム宮殿で開催された授賞式にてウィリアム王子よりナイトの爵位が授与された。

ナイト爵位が与えられた後、リンゴ・スターはBBCにこう語った「これは非常に重要な意味のあることです。私たちがこれまでにやってきたことが認められたということ。この爵位を授与頂くことが出来て非常に嬉しいです」。

およそ53年前、リンゴ・スターは宮殿にて元バンド・メンバーたちと共にMBE(大英帝国勲章) を授与されている。そして、この日他のメンバーがいなくて寂しく思っていることも語った。「今日は自分独りでしたから、少し不安でしたよ」。

これでリンゴ・スターは、21年前にナイトの爵位を授与された元バンド・メンバーのポール・マッカートニーの仲間入りを果たした。ポール・マッカートニーからは先週ロサンゼルスにて「笑顔を絶やさずに (Keep Smiling)」とシンプルなアドバイスをもらったそうだ。

アイリッシュ・ニュース紙にリンゴはこう付け加えた。「先週、ポールと一緒にディナーをしたんです。お互い、駆け出しの頃を思い出して笑っていました。最終的にこんな宮殿で、ポール・マッカートニー卿とリチャード・スターキー卿(リンゴ・スターの本名)になるなんてね」。

「僕ら4人でここに来たことがあるんです。凄い体験で興奮しましたよ」と彼は付け加えた。「思えばクレイジーなことです。なんせ僕らは音楽を演奏してきただけの4人の少年で、それがいきなり宮殿に呼ばれたんですから」。

リンゴ・スターは、ナイト爵位について少し落ち着かない様子だった。リンゴ卿か、それとも本名のリチャード卿か、どちらで呼ばれて欲しいかと尋ねられると、彼はこう答えた。「まだ分からないです。まだ授与されたばかりですし、どうやってこの称号を適切に使っていいのかもまだわかりませんね」。そして彼はリポーターに向かって、冗談を言った。「でもあなたがこの称号で呼んでくれるのを期待してますよ」と。

授与されたメダルをどうするかについてと尋ねると、「朝食の時につけようかと思います」と彼は冗談を言った。

火曜日の授賞式に参加した他の受章者は、作家のジリー・クーパー、マイケル・モーパーゴ、元スコットランド・ラグビー選手のジョン・イアン・マクローチラン、ウェールズのラグビー選手のサム・ワーバートン、そして里親制度において貢献してきたアン・ショウ。

Written by Tim Peacock


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