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エイミー・ワインハウスの名曲「Back To Black」MVのYouTube再生数が10億回を突破

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Amy Winehouse - Photo: Chris Christoforou/Redferns

リリースから13年、エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)の名曲「Back To Black」のミュージック・ビデオのYouTube再生数が10億回を突破した。

当時のボーイフレンドとの別れからインスパイアされた「Back to Black」は、60年代のガールズ・グループを彷彿とさせるハーモニーとシンフォニックなストリングスに包まれながら、虚無的な自暴自棄のスパイラルへと陥っていく彼女の暗く悲しみに満ちた心の痛みを歌った歌だ。

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Amy Winehouse – Back To Black

フィル・グリフィンが監督を務めたモノクロのビデオは、ロンドン北東部にあるアブニー・パーク墓地で撮影され、彼女は喪服姿の登場人物たちの葬列を率いている。カメラが、特徴的なアイラインとビーハイブ(ヘアスタイル)を纏った彼女にクローズアップすると、彼女はサビでこう歌う。

We only said goodbye with words
I died a hundred times
You go back to her
And I go back to black
別れを告げたのは口だけ
あたしは何度も傷ついた
あなたはあの女のところに戻り
私は深い悲しみの淵へと戻る

このビデオには当初、「R.I.P. the Heart of Amy Winehouse(エイミー・ワインハウスの心よ、安らかに眠れ)」と記された墓石が映っていたが、2011年に彼女が亡くなった後、編集された。

「Back To Black」は、エイミー・ワインハウスが同名のセカンド・アルバムのために書き下ろした最初の曲であり、プロデューサーのマーク・ロンソンとの初めてのコラボレーション作品でもある。グリニッジ・ヴィレッジにあるマークのレコーディング・スタジオで初めて会った2人は、音楽に対する愛を通じて心を通わせ、次の日にはマークがこの曲の最初のパートを彼女のために書いていた。マーク・ロンソンは2010年のMojo誌のインタビューで当時を振り返りこう語っている。

「ちょっとしたピアノのリフを思い付いたんだけど、それが“Back To Black”のヴァースのコードになったんだ。そのバックに、キック・ドラムとタンバリンを加えてふんだんにリヴァーブを効かせたんだ」

彼女はこの曲を気に入り、当時何度も別れたりよりを戻したりしていたボーイフレンド(後に彼女の夫となった)、ブレイク・フィールダー・シヴィルとの別れをテーマに歌詞を書いた。この曲はその後、ブルックリンのレトロ・ソウル&ファンク専門のインディ・レーベル、ダップトーン・レコード(Daptone Records)が運営するスタジオ“ハウス・オブ・ソウル”でリズム・セクションとともにカッティングされた。

大ヒットした「Rehab」と「You Know I’m No Good」に続き、アルバム『Back To Black』からの3枚目のシングルとしてリリースされた「Back To Black」以外にも、同アルバムからは「Tears Dry On Their Own」と「Love Is A Losing Game」がシングルとしてリリースされている。

Written By Hannah Zwick



エイミー・ワインハウス『Back To Black』
2006年10月27日発売
CD /Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music



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