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ナイル・ホーラン、トーマス・レット「Old Tricks」の新ヴァージョンにゲスト参加
ナイル・ホーラン(Niall Horan)が、カントリー歌手、トーマス・レット(Thomas Rhett)の楽曲「Old Tricks」の新ヴァージョンにゲスト参加している。
このジャンルを超えた意外なコラボレーションは、トーマス・レットが2024年に発表したアルバム『About a Woman』のデラックス・エディションに収録されており、オリジナル版にはブレイク・シェルトンが参加していた。
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トーマス・レットとナイル・ホーランは声明の中で、長年にわたる友情と、同じ場所に居合わせた2人の度重なる再会について語っている。2人はこれまでコラボレーションの話をしていたものの、実現には至っていなかった。だが今年のゴルフのマスターズ・トーナメントでトーマスとノア・カーンと再会を果たした際、ナイルはトーマスに「“Old Tricks”のゲストに呼ばれなかったのは残念だった」と伝えたという。
ナイル・ホーランはこの曲との出会いについて次のように振り返っている。
「“Old Tricks”は偶然聴いたんだ。友人でプロデューサーのジュリアン・ブネッタと一緒にスタジオにいたとき、彼がその曲の制作に関わっていて、たまたまその曲をかけたんだ。曲が流れた瞬間に心惹かれたよ。あらゆる要素が気に入ったし、まさに真のカントリー・ソングだった」
トーマス・レットはその後のナイルとのやりとりについてこう明かしている
「僕は“まさか君がこの曲を気に入るなんて思わなかったよ”って伝えたんだ。そしたら彼はその後何度もメッセージを送ってきてくれて、歌詞も全部覚えていた。次に気づいたら、スタジオでヴォーカルを録音してたんだ。すごく自然で、まるで最初からそうなる運命だったみたいに感じた。みんなに早く聴いてもらいたいよ。彼の熱意や、ブレイクとのつながりを考えると、まさに“ひとつの輪がつながった”感じがして、本当に楽しい作品になった。ついに世に出せて最高だし、僕たちがこの曲を作っている時に感じたのと同じくらい皆さんに楽しんでもらえたらうれしいよ」
ブレイク・シェルトン、テディ・スウィムズ、ジョーダン・デイヴィス、タッカー・ウェットモアとのコラボ・リミックスを含む9曲の新曲が追加された『About a Woman』のデラックス・エディションは2025年9月にリリースされていた。
トーマス・レットは先月、北米各地を巡る2025年の“Better in Boots”ツアーを終えたばかりで、同ツアーはボストンのフェンウェイ・パークでの初単独公演をソールドアウトさせるなど大きな成功を収めた。2026年には再びイギリスを訪れ、7月31日と8月1日にウェンブリー・スタジアムで開催されるルーク・コムズの公演でサポートアクトを務める予定だ。
Written By Sam Armstrong
トーマス・レット『About A Woman (Deluxe) 』
2025年9月26日発売
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