フレデリック・ショパンの名曲・名演奏を網羅したベスト盤が8月にリリース決定

Published on

今もなおピアニストのレパートリーの中心を占めている“ピアノの詩人” フレデリック・ショパンの名曲を、ショパン国際ピアノコンクールの歴代の覇者、そして今注目の世界的ピアニストの名演奏で収録したベスト盤『ショパン スーパー・ベスト・オブ・ベスト』が2021年8月25日に発売することが決定した。

本作は、『ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム』著者の演奏科学者 古屋晋一氏が「身体を切り口に演奏を紐解く愉しみ」をテーマに監修。

「英雄ポロネーズ」「雨だれ」「幻想即興曲」「別れの曲」など誰もが耳にしたことがあるショパンの名曲を、アルゲリッチやブーニンなど、ショパン国際ピアノコンクールの優勝者・入賞者たちを含む、世界的ピアニストの演奏で32曲収録。改めてショパンの魅力を堪能できるベスト盤となっている。

今回のアルバムリリースについて古屋晋一氏は「今年は10月にショパン国際ピアノコンクールが行われます。コロナ禍でストリーミングの普及が加速し、映像を通してコンテスタントの演奏を鑑賞される方も多いのではないでしょうか。

その映像の中には、ピアニストのこれまでの研鑽が集約された、様々なスキルの結晶が散りばめられています。このアルバムを通して、名ピアニストらの身体の叡智と至高の音楽との関係を紐解く一つの視点をご提案することで、皆様のより充実した鑑賞の一助となれば幸いです」 とコメントを寄せている。

また、封入されるCDブックレットには、古屋晋一氏による、アシュケナージ、ブーニン、チョ・ソンジン、アルゲリッチ、内田光子の演奏テクニックの徹底解説が掲載される予定だ。


■プロフィール

古屋晋一氏

ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー・シニアプログラムマネージャー、ハノーファー音楽演劇大学 客員教授、上智大学 特任准教授、京都市立芸術大学・東京音楽大学・エリザベト音楽大学 講師。大阪大学基礎工学部、人間科学研究科を経て、医学系研究科にて博士(医学)を取得。

ミネソタ大学 神経科学部、ハノーファー音大 音楽生理学・音楽家医学研究所、上智大学 理工学部にて勤務した後、現職。研究の主な受賞歴に、ドイツ研究振興会(DFG)Heisenberg Fellowship、Klein Vogelbach Prize、Alexander von Humboldt財団Postdoctoral Fellowship、文部科学省 卓越研究員など。主な演奏歴に、KOBE国際音楽コンクール入賞、Ernest Bloch音楽祭出演、兵庫県立美術館にてリサイタルなど。

主な著書に、ピアニストの脳を科学する、ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと。Sony CSL主催ピアノアカデミーにてオーガナイザー、ロンドン大学ゴールドスミス校にてIndustry Advisory Board、国際学会Neurosciences and MusicにてScientific Boardを務める。


■リリース情報

2021年8月25日
『ショパン スーパー・ベスト・オブ・ベスト』
CD


Share this story

Don't Miss

{"vars":{"account":"UA-90870517-1"},"triggers":{"trackPageview":{"on":"visible","request":"pageview"}}}
モバイルバージョンを終了