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Classical Features

小瀬村晶が音楽を手掛けた映画「桜色の風が咲く」サウンドトラックが配信リリース

Published on

©Yusuke Abe

最もストリーミングで再生されている日本人クラシックアーティストの1人であり、「飽きることの無い彼の旋律は果てしなく、他の音楽家と一線を画するものだ」(ピッチフォーク)など各国有力メディアから称賛を集める作曲家/ピアニスト、小瀬村晶が音楽を手掛けた映画「桜色の風が咲く」(11月4日公開)のサウンドトラックが配信リリースされた。

Finger Braille

9歳で失明、18歳で聴力を失いながらも世界ではじめて盲ろう者の大学教授となった東京大学先端科学技術研究センター教授・福島智と、母・令子の実話をもとにした本作。女優小雪が12年振りに主演を務め令子を、田中偉登が智を演じたほか、吉田美佳子、山崎竜太郎、札内幸太、井上肇、朝倉あき、リリー・フランキーがキャストに名を連ねている。監督は「パーフェクト・レボリューション」の松本准平。

音楽を手掛けた小瀬村晶は、自身の作品のみならずカンヌ国際映画祭正式出品作品『朝が来る』(監督:河瀨直美)や、米国の人気TVドラマ『Love Is』など、国内外で数々の著名な映画、ドラマ、ゲーム、CM作品の音楽を担当。国内外で活躍を続ける稀有なアーティストで、その才能はデヴェンドラ・バンハートやジャイルス・ピーターソン、M83といった錚々たるアーティストからも熱烈な支持を集めている。

今年は名門デッカ・レコードからEP『Pause (almost equal to) Play』をリリースし、ジョン・レジェンドの新作『レジェンド アクトⅠ&Ⅱ』収録の「ジ・アザー・ワンズ feat. ラプソディ」でも自身の楽曲がサンプリング使用されるなど、世界を舞台とした活躍を続けている。

また、本作について小瀬村晶から以下のコメントも到着した。

本作「桜色の風が咲く」の松本准平監督とは、僕にとって初めての映画音楽となった作品「最後の命」を担当させて頂いた縁があり、数年ぶりにまたご一緒させて頂きました。

まだ世界が変わる少し前の冬、監督から連絡があり、撮影前の脚本を読ませて頂くことになりました。その時点で、この作品が特別なものになるような予感はしていたのですが、同時に、監督はまたしても茨の道へと歩まれるのだなと感じたのを覚えています。

それからしばらくして、監督から映画の編集が 届けられ、脚本を読んだ印象を思い起こしながら、心して拝見しました。
智が抱く病気への恐れ、迫りくる闇との葛藤、息子を支え続ける母・令子の底知れぬ愛、想像もし得ない境遇に置かれた母子の人生を、監督はどのようにして描いていったのだろう。どのシーンもとても難しかったに違いありません。そんな一抹の不安を抱えながらも拝見した編集でした。
しかし、そこに映っていたのは、僕のそんな小さな想像力を遥かに超えた、人が生きる意味とは、幸せとは、希望とはいったいどういったものなのか、智の思索と母・令子の献身が生み出す真理までの道のりを、温かく見つめ、寄り添い続ける圧倒的な人間讃歌でした。

観終わった後で、感嘆のあまり「こんな映画、どうやって作ったんですか」と、かなり失礼な発言をしてしまったことを思い出します。映画に携わるようになって、映画作りが如何に望み通りにはいかず、困難な連続のなかで成立されていく芸術なのかを目の当たりにしてきたことで、つい純粋な疑問を投げかけてしまったのです。本当に、どうやったのですか?と。監督は笑いながら、僕にも分かりません、と謙遜していました。

この映画は間違いなく、僕にとって、これから生きていくなかで節目節目に必ず戻りたいと思う作品の一つになりました。そんな作品に関われることが、果たしてこれからの人生でいったい何度訪れるだろうか、今作との出会いを幸運に感じると共に、監督との出会いに感謝しています。

音楽面では、邦画ではあまり求められることのない微細な音構造の音響的で偶発性のある音楽を許容してくれて、映画の中を有機的に漂わせることができました。
言葉と言葉の合間、音と音の合間にこそ宿る感情を丁寧に掬っていこう、そんなことを思いながら作曲した作品でした。


■リリース情報

小瀬村晶『「桜色の風が咲く」オリジナル・サウンドトラック』
2022年11月4日配信リリース
 iTunes / Apple Music / SpotifyAmazon Music


■アーティスト情報

©Yusuke Abe

小瀬村晶 (Akira Kosemura)

1985年6月6日東京生まれ。在学中の2007年にソロ・アルバム『It’s On Everything』を豪レーベルより発表後、自身のレーベルSchole Recordsを設立。以降、ソロ・アルバムをコンスタントに発表しながら、映画やテレビドラマ、ゲーム、舞台、CM音楽の分野で活躍。主なスコア作品に、河瀨直美監督による長編映画『朝が来る』(カンヌ国際映画祭公式作品選出)、ハリウッドで制作された海外ドラマ『Love Is』、Nintendo Switch用ゲームソフト『ジャックジャンヌ』、TBS系テレビドラマ『中学聖日記』、ミラノ万博・日本館展示作品などがあり、米Amazonオリジナル映画『ジョナス・ブラザーズ 復活への旅』や、ヴェネチア映画祭・金獅子賞を受賞したフランス人監督オドレイ・ディワンのデビュー作『Mais Vous Etes Fous (Losing It)』などでも楽曲が使用されている。近年は国際的なブランドとのコラボレーションが多く、是枝裕和監督が手掛けたSK-II STUDIOのドキュメンタリー『The Center Lane(池江璃花子)』の音楽や、アパレルブランドTAKAHIROMIYASHITATheSoloist. SS22コレクション・ランウェイの音楽、LAND ROVER、L’OCCITANEへの楽曲提供、米アーティストデヴェンドラ・バンハートとの共作など、特定の枠に収まらない独自の活動を展開。また、Spotifyが発表する「海外で最も再生された日本人アーティスト/楽曲top10」に2017、2018年連続でランクインしたほか、米国メディアのピッチフォーク、豪州新聞紙THE AGE、フランス公共放送FIPなどでその才能を称賛されるなど、国内外から注目される作曲家。

「ファンタスティックだ」―ジャイルス・ピーターソン
「飽きることの無い彼の旋律は果てしなく、他の音楽家と一線を画するものだ」-ピッチフォーク
「ピースフルで喚起的な音楽」-ファクト・マガジン


 

 

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