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ビートルズ『Rubber Soul』スペシャル・エディションを瞳みのると萩原健太が多角的に解説

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ジョン・レノンの名曲を冠した世界で唯一のラジオスタジオであるニッポン放送「イマジンスタジオ」で2026年10月10日、スペシャルイベント『ニッポン放送 imagine studio 2026 ジョン・レノンスピリットファンデーション ザ・ビートルズ 名盤「Rubber Soul」その魅力と来日公演』が開催された。

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1965年12月にリリースされたザ・ビートルズ6作目のアルバム『Rubber Soul』は、バンドがポップグループとして楽曲に磨きをかけ、アーティストとして大きな足跡を残したアルバム。翌1966年の来日公演でも「Nowhere Man」「If I Needed Someone」が披露されている。

ザ・ビートルズ来日公演から60年となる今年、『Rubber Soul』のスペシャル・エディションがリリースされたことを記念し開催された本イベントでは、音楽評論家の萩原健太と、1966年のザ・ビートルズ日本武道館公演を当時客席で観覧したザ・タイガースのドラマー・瞳みのるがゲストとして登場。ニッポン放送『上柳昌彦 あさぼらけ』でおなじみの上柳昌彦の進行で、およそ2時間にわたり、リスナーおよそ100名と共に、新しくミックスされた『Rubber Soul』スペシャル・エディションをさまざまな角度から堪能し、ザ・ビートルズの魅力を語り尽くした。

イベント前半では、英国では1965年12月、日本では1966年3月に発売されたアルバム『Rubber Soul』にスポットを当てた。それまでのザ・ビートルズとは一線を画す、音楽的な進化を遂げたこのアルバム。萩原は「音響設備がまだ十分ではなかった当時のコンサート環境に疑問を持ち、ライブ活動ではなく、レコーディングスタジオでの作業に打ち込みたい、という気持ちが表れ始めた作品」「子どもだったザ・ビートルズが大人に変わる、その変わり目を記録したアルバム」と評した。

瞳は収録曲の中から、好きな曲として「Nowhere Man」を選曲。ザ・タイガース時代にもよくカバーし、2013年、ザ・タイガースが44年ぶりにオリジナルメンバーで再結成ライブを行った際にも演奏された曲だ。「みんな、この曲のハモりが好きだったんですよ」と瞳。ザ・タイガースも4声でハモるなど、コーラスワークにかけてはGS(グループサウンズ)随一だったと語った。

今回発売された『Rubber Soul』スペシャル・エディションには、レコーディング中のセッション音源も多数収録されている。萩原がその中から注目の音源をセレクト。「In My Life」の間奏部分でジョン・レノンがオルガンを弾いている音源や、ジョージ・ハリスンがインドの楽器・シタールを初めて導入した「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」の初期テイクなど、貴重な音源をイマジンスタジオが誇る音響設備で試聴。曲の制作過程やメンバーの試行錯誤の様子が、萩原の解説で明らかになった。

休憩を挟んで、イベント後半は、1966年のザ・ビートルズ来日公演を生で観た瞳が当時のエピソードを語った。19歳の瞳は、大阪のジャズ喫茶「ナンバ一番」での演奏を終えたその足で、沢田研二らザ・タイガース(当時は「ファニーズ」)のメンバーと一緒に夜行列車に乗って上京。朝、東京駅の八重洲口地下にあった東京温泉で「耳をよく洗ってから」会場の日本武道館に赴いたという。

初めて足を踏み入れた武道館は「広いな」と感じた瞳。巷間伝えられているような女性ファンによる熱狂的な叫び声はなく、演奏はちゃんと聴こえたという。当時はステージ前に設置されるモニターがなく、ザ・ビートルズは後ろのアンプから聴こえてくる音を頼りに歌い、演奏していた。「それでよく音と歌が合いましたね」と驚く上柳アナに、瞳は「ザ・タイガースが解散した1971年の時点でもそうでしたよ」。ちなみに、その環境で鍛えられた沢田研二は、今も見映えを考え、ステージ前にモニターを置いていないそうだ。

大観衆の前で演奏するザ・ビートルズを観て、瞳らは大いに刺激を受けたそうで「そのときは誰も口にしませんでしたが、みんな『いつか俺たちもここで演奏したい』と思っていました」……その夢は数年後、本当に実現することになる。

さらに、今回、アルバムの4CDスーパー・デラックスや5LP+7インチ・シングル:スーパー・デラックスに収録されたジョン・レノンの貴重な未発表曲「Little Girl」を鑑賞。イベント終盤には、来場者から寄せられた質問にゲストの2人が答えるコーナーも設けられ、大盛況のうちに幕を閉じた。60年という歳月を超えて、ザ・ビートルズが残した音楽の豊かさと、日本の音楽シーンに与えた影響をあらためて実感できるイベントとなった。

このイベントの模様の一部は、10月26日(月)午前4時30分からニッポン放送でオンエアされるほか、トーク部分はポッドキャスト配信も予定されている。

Written By uDiscover Team


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